医学部 医学科 School of Medicine /
Department of Medical Science

変革する医療の姿を捉え、
リードできるか。

学科紹介 Faculty

  • 医学科

学びの 特長

臨床の知を生かし
最先端の知識と技術を
体感する

医師に必要な高度な医療知識「智」、人の悩みや痛みを深く温かく受け入れる慈愛の心「仁」、勇気をもって信念を貫く技術と行動力「勇」。基礎・社会医学と臨床医学の体系的な学びを通して、「智・仁・勇」をもった全人的な医療人の育成をめざします。

特長 01

早期臨床実習

1年次より早期臨床実習において附属病院や教育協力病院などで現場に触れ、実際の医療を体験。4~6年次に行う本格的な臨床医学の講義・実習をより実りあるものとする土台を作ります。

特長 02

21世紀の医学・医療に対応した学び

大阪市にある唯一の医学部医学科として、近年の目覚ましい医学・医療の発展に対応し、社会に貢献していく学びを提供するため、教育・研究・診療体制の改革に取り組みます。

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多角的に医療をとらえる多彩なプログラム

基礎・社会医学教育

基礎医学では、人体の構造と機能のしくみを分子から個体レベルまで総合的に学修した後に、病気の概念や細菌などの病原性とその感染機序、生体の免疫機構や薬物療法の基礎を学びます。社会医学では、健康事象の地域的・経年的分布、地域・国・世界の保健システムなど、健康を取り巻く社会的要因について学びます。その後、基礎・社会医学系の各講座を選択。教員の指導の下、特定のテーマについて研究する「修業実習」に進みます。

臨床医学教育

1年次より早期臨床実習を行い、一般病院や診療所で実際の医療現場を体験。また、関連施設を使用した心肺蘇生法実習も実施します。本格的な臨床実習は4年次の終わり頃からで、5年次には附属病院の各診療科、6年次には教育協力病院でそれぞれ実習を行い、幅広い臨床技能を習得します。海外の施設での臨床実習も可能で、大阪市立大学では、毎年数名の学生が参加していました。

学びを支える附属施設

医学部附属病院、附属刀根山結核研究所、医学情報センター、阿倍野医学図書館、高度融合画像解析支援センター

          

大学院に進学し、独創性に富み、最先端研究を推進して世界的に活躍する医学研究者や、大学・研究機関における基礎的・臨床的研究をリードする指導者をめざすこともできます。

双方向型の教育により、医療者に必要な力を育む

学生と教員による双方向のコミュニケーションを大切にした教育を展開。自ら考えて結論を導き出す力、また自分の考えを適切に伝える力を育みます。  
仕事として医療を行うことは、人の役に立っているという実感が得られ、人生が充実していると感じられます。大変なこともたくさんありますが、とてもやりがいのある仕事です。大阪公立大学で医師をめざしてみませんか。

角南 貴司子 教授

智仁勇に基づく学びで未来を描く力を養う。

医学部医学科の理念として、智仁勇があります。「智」は、医師になるのに必要な知識。Moodleという学習管理システムを活用して学生の声を聞き、常に授業の改善に努めています。また同システムで小テストを繰り返し行うことで、知識の確認、定着を図っています。「仁」は、思いやりや礼儀。約束や期限を守るなど社会人としてのマナーや教養を身に付けてほしいと思います。最後の「勇」は打たれ強さです。真摯かつ積極的な挑戦の先で学生の皆さんにはたくさんの失敗を経験してほしいと考えています。挑戦しなければ失敗もありませんが、次に繋がる学びも得ることができません。 コロナ禍で大変な状況の中、日本や地球の将来を担っていく皆さんに、これからも活躍いただけるよう私たちも尽力します。

金子 幸弘 教授