お知らせ

2025年11月27日

2025年11月27日 コムギ赤さび病菌の非病原性に関連する配列を同定した論文が出版されました

コムギ赤さび病菌はコムギ生産における重要な病原菌の一つです。コムギ赤さび病菌がコムギの抵抗性遺伝子座Lr20による認識を回避し、感染能力を獲得するメカニズムを明らかにすることを目的に、ゲノムワイド関連解析(GWAS)を行いました。一般的に、GWASは一塩基多型と表現型の関連を解析します。本研究では、一塩基多型に加え、これまでは解析が困難だった構造変異(挿入・欠失など)やコピー数多型と表現型との関連も詳しく調べることができる、k-merを用いたGWASを採用しました。解析の結果、抵抗性遺伝子座Lr20を持つコムギに感染できない表現型(非病原性)に関連するリピート配列を同定しました。

 

本研究成果は、20251127日に、国際学術誌「BMC Genomics」に掲載されました。

【発表雑誌】BMC Genomics

【論 文 名】k-mer-based GWAS reveals a candidate avirulence gene and structural variation in Puccinia triticina linked to gain of Lr20 virulence

【著  者】Ayako Tsushima, Césarée Morier-Gxoyiya, Loizos Savva, Grzegorz Czajowski, Sarah Wilderspin, Paweł Czembor, Sarah Holdgate, Diane G.O. Saunders

【掲載URLhttps://doi.org/10.1186/s12864-025-12230-4