商学部 3ポリシー

学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)

  1. ①経営学・商学・会計学に関する基礎的知識から専⾨的知識までを体系的かつ主体的に修得し、倫理観と責任感を持ってそれらを活かすことができる。
  2. ②現代の企業や社会が直⾯する多様な課題や問題を⾃ら発⾒し、分析し、解決する能⼒を⾝につけている。

 

<商学科>

商学科では主に企業のマネジメントで活躍し、社会の持続可能な発展に貢献できる、次の能⼒を獲得した者に学⼠(商学)の学位を授与する。

  1. 経営学の観点から企業が直⾯している諸問題の構造を分析し、その諸問題に対してどのような⾏動をとることが望ましいかを明らかにし、社会の持続可能な発展に貢献する能⼒を⾝につけている。
  2. 国内外で活動を展開している企業が直⾯している諸問題の構造を分析し、その諸問題に対してどのような⾏動をとることが望ましいかを明らかにし、社会の持続可能な発展に貢献する能⼒を⾝につけている。
  3. 企業の産業的基盤に関する実証的な⾒解を⾝につけている。
  4. 経済活動の中で流通組織がもつ機能と役割を理解する知識を⾝につけている。
  5. 財務会計および管理会計の役割を理解する知識を⾝につけている。

 

<公共経営学科>

公共経営学科では経済の地域性や企業の社会性に関⼼をもち、企業のみならず、地⽅公共団体、NPO/NGOなどで活躍するマネジメント能⼒を⾝につけるとともに、次の能⼒を獲得した者に学⼠(商学)の学位を授与する。

  1. 企業の社会的責任や環境・社会政策のあり⽅を理解する知識を⾝につけている。
  2. 地域における組織の協働や地域資源の活⽤を通した地域の内発的な発展を理解する知識を⾝につけている。
  3. 地域や都市の発展や活性化を含め、地域におけるビジネスあるいは産業を分析する知識を⾝につけている。
  4. 産業⽴地や産業集積など産業の地理的な側⾯を分析する能⼒を⾝につけている。

 

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)と4年間の流れ

経営学・商学・会計学に関する基礎的知識から専門的知識までを体系的かつ主体的に修得し、倫理観と責任感を持ってそれらを活かすこと、現代の企業や社会が直面する多様な課題や問題を自ら発見し、分析し、解決する能力を身に付けることが商学部としてのディプロマ・ポリシーである。それを象徴する「考える実学」を学風とする商学部では、理論と実務のインタラクション(interaction;相互作用)を意識しつつ、基礎から専門へ幅広くかつ体系的に学べるカリキュラムを編成する。
基幹教育科目に加えて、商学部が提供する科目区分については各学年の学修習熟度に合わせた学びを提供するために、商学科・公共経営学科ともに「学科共通基礎科目」・「学科共通専門科目」・「学科共通外国語科目」・「学科専門科目」・「展開科目」の5 科目群から成り立っている(教職課程には「教職科目」が加わる)。
商学科・公共経営学科に共通して必要不可欠な基礎的科目と外国語科目は、学科共通科目として提供する。商学科では主に企業のマネジメントで活躍し、社会の持続可能な発展に貢献できる学生を育てるディプロマ・ポリシーにもとづき、経営、国際経営、金融、流通、会計に関係する科目を「学科専門科目」として36 単位を選択必修とする。また、公共経営学科では経済の地域性や企業の社会性に関心をもち、企業のみならず、地方公共団体、NPO/NGO などで活躍するマネジメント能力を身につけている学生を育てるディプロマ・ポリシーにもとづき、地域経済、地域企業(中小企業)、産業立地や非営利企業に関係する科目を「学科専門科目」として36 単位を選択必修とする。
しかしながら、両学科で身につけるべき知識・能力は相互作用的である。例えば、企業のマネジメントを分析する際にも地域性や社会性の視点は重要性を増している。同様に、非営利組織にも企業のマネジメントの視点が不可欠になっている。それを実践するのが「展開科目」であり、それぞれの学科に直結する学科専門科目群を中心に学修しながらも、学科の枠を超えた他学科の専門科目、経済学部や法学部の専門科目をそれぞれの興味・関心にしたがいながら履修し、その関心を広げ、知識を深め、複合的な視角を養成できるカリキュラム体制を構築する。これらにもとづき、講義や演習として提供される授業科目の学修成果は、定期試験、レポート、授業中の小テストやプレゼンテーションなどの平常点等の方法で評価する。その評価方法については、授業内容の詳細と合わせてシラバスにおいて明示する。
商学部で学ぶ学⽣の学修成果を適切に把握するため、「⼤阪公⽴⼤学における教育の内部質保証に関する⽅針」に従って、アセスメントポリシーとアセスメントリストを定め、複数の評価指標・⽅法を⽤いて定期的に、本学部の教育カリキュラムの学修成果の評価を行う。また各科⽬の学修成果は、科⽬の到達⽬標の達成状況を基準にした成績評価ガイドラインを定め、それに則した成績評価を行うことで評価することとし、科⽬の到達⽬標および評価⽅法・評価基準はシラバスに明記する。

4年間の流れ

4年間の流れ

入学者受入の指針 (アドミッション・ポリシー)

商学部では、商学部での学びに必要な基本的な知識と能⼒、外国語能⼒を⾝につけ、企業や社会について旺盛な探求⼼と世界的視野と批判的精神を持って学修し、その成果をもって経済社会の発展と持続可能な社会の実現に積極的に貢献しようとする意欲と能⼒があり、⼈間性と将来性が豊かな学⽣を求めている。
また、商学部の掲げる⼈材養成の⽅針を理解し、⾃分の将来に活かす努⼒を惜しまない学⽣を求めている。

【商学科アドミッション・ポリシー】

商学部で定めているアドミッション・ポリシーにもとづいて商学科では次のような関⼼を持つ学⽣を求めている。

  • 企業が抱える経営並びに国際経営上の諸問題の構造やその解決に関⼼を持っている⼈。
  • ⾦融・流通の諸問題の構造やその解決に関⼼を持っている⼈。
  • 社会における会計の役割に関⼼を持っている⼈。

 

【公共経営学科アドミッション・ポリシー】

商学部で定めているアドミッション・ポリシーにもとづいて公共経営学科では次のような関⼼を持つ学⽣を求めている。

  • 企業や経済の地域性や社会性に関⼼を持っている⼈。
  • 地⽅公共団体などの公的機関や⾮営利組織の仕組みや役割に関⼼を持っている⼈。