大阪公立大学ビジョン2030 ~大阪公立大学の将来構想~
「大阪公立大学ビジョン2030 ~大阪公立大学の将来構想~」バージョン1
大阪公立大学は、2022年4月、ともに約140年の歴史を持つ大阪市立大学と大阪府立大学が統合し発足しました。開学にあたり、今後本学が取り組んでいくべき事項を「大阪公立大学ビジョン2030 ~大阪公立大学の将来構想~」バージョン1として取りまとめました。
これは、昨年度の開学準備と並行して、学長予定者であった私が、新大学の執行部として選任した、副学長、特命副学長、学長補佐、学長特別補佐の予定者に、それぞれの担当分野の2030年頃のあるべき姿の検討を依頼し、それらを実現するために何に取り組む必要があるかということをまとめたものです。歴史や文化の異なる2つの大学を背景に持つ構成員が、新大学のあるべき姿について、議論し、多くの意見を交わしたことは、大変意義があったと考えています。
本ビジョンを実現するためには、新たな財源や制度が必要なものも多くあり、すぐに実現できるものばかりではありません。また、あるべき姿や取り組むべき事項についてもまだまだ完成したものではありません。まずはバージョン1として、学内外の方々に本学が目指す姿を知っていただき、学内外や若手研究者の意見もいただきながら、あるべき姿を実現できるよう取り組みを進め、さらにバージョンアップしていきたいと考えています。
本学を運営している公立大学法人大阪の現在の中期計画期間は2024年度までであり、今後、次期中期目標・中期計画の検討を進めていくことになります。次期中期目標・中期計画の検討は、本ビジョンのバージョンアップの議論をもとに進めたいと考えております。広く学内外の皆様から、本学の将来へのご意見を賜ることができれば幸いです。
大阪公立大学 学長 辰巳砂 昌弘
2023年1月