日々の活動
2026年7月20日
【日々の活動】間庭
こんにちは! 学部2年生の増田優花です。
先日、建築基礎製図の見学会で、工事中の「間庭」を訪れました。ここは建築家である竹森健人さんが、既存の建物を自身の設計事務所兼ギャラリー兼書店へと生まれ変わらせている、現在進行形のプロジェクトです。
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一階のギャラリー兼書店スペース
まず目を引くのが、空間に大胆に開いた「穴」。
驚くべきことに、最初は「とりあえず開けてみた」という竹森さんの直感から始まったのだといいます。しかし、そこから「1階のギャラリーと2階の事務所をいかに接続させるか」、「既存の空間の閉塞感や暗さをどのように解消するか」などという建築的な意義が、対話するように後から丁寧に紡ぎ出されていったのです。

一階から二階を見上げた「穴」の様子
その中でも特に心に残ったのは、この場所がかつて1階はおばあ様、2階はおじい様の住まいであり、穴が開けられたことで、亡きおばあ様とおじい様の気配をもう一度つなぎ合わせたいというお話です。設計するということは、図面上で機能や寸法を整理することに留まらず、そのような物語を空間に落とし込む作業なんだと教わりました。
四角ではなく丸い穴を実現するために、梁を架け替えたり耐火被覆を施したりしています。面白いのが、その耐火被覆の処理です。カラースキームの考え方を取り入れて空間全体の一部として馴染ませることで、1階のギャラリーは新しい作品を展示するからこそ、建築自体は主張しすぎないという工夫がされています。

二階から見た穴の様子
現場で目を引いたのが、取り外されたトイレの陶器と余った窓を組み合わせたユニークなテーブルです。
天板のガラスには上部の穴が綺麗に反射して映り込んでおり、まるで空間を繋ぐ光の仕掛けのような美しさがあります。

面白い組み合わせのテーブル
私は現在、初めての設計課題に直面して悩まされていますが、自由な発想で自分がわくわくするものを作り上げることが一番大切だと気づくことができました。
9月中旬頃に、完成予定だそうです。この空間がさらにどう変わるのか、楽しみです。
「間庭」
所在地: 大阪市城東区諏訪4-3-9
投稿者/増田優花(学部2年)