日々の活動
2025年6月2日
【日々の活動】古民家から地域を知る
こんにちは!学部2年の榊原千晴です!
私は、地元の愛知県にある古民家、旧市川家住宅について紹介します。
旧市川家住宅は、この地域の庄屋、市川藤蔵家の住宅として使われていました。約250年前、すでに築30~40年の庄屋宅がこの場所に移築され、2013年に国登録有形文化財に指定されています。
10年ほど前まで実際に使われていましたが、今は職員の方がいつでも歓迎し、解説してくださいます!
「五月人形が飾られた板の間」
旧市川家住宅では、この地域にみられる「四つ建て(鳥居建て)」構法を見ることができます。大黒柱がなく、4本の上屋柱を梁でつないでいるため、大空間や増築を可能にしています。
300年前の住宅にこれほど大きな空間ができることに圧倒されました!
また、馬屋が主屋の中にあるのも大きな特徴です。馬好きだった5代目当主が屋内で馬を飼っていた時のものだそうです。
左:納戸の鴨居 右:馬屋の様子
左上の写真は、当時金属がなかったために「カンナで削る」のではなく、「木材を付けて」溝が作られた鴨居です。古い形式で珍しいものを見ることができました!
他にも、貝の形をした釘隠しや、茅葺屋根の裏側など注目するポイントがたくさんありました!
旧市川家住宅では、1枚目の写真のように季節の飾りつけがされていて、記念写真を撮影するために訪れている方もいました。私も、成人式の前に金屏風の前で、小物もお借りして写真をとらせていただきました!
成人式の写真撮影の様子
近くにお住いの方はぜひ、家族写真を撮影しに、足を運んでみてください!
展示やワークショップなどのイベントも盛んに開かれているので、次回は参加してみたいです!
「旧市川家住宅」
所在地:愛知県日進市野方町東島384番地
サイト:https://kyu-ichikawake.com/
投稿者/榊原千晴(学部2年)