日々の活動

2025年6月16日

【日々の活動】建築家・篠原一男氏を知る―TOTOギャラリー・間 —

こんにちは!学部2年の金森祐樹です。 

私は、東京都にあるTOTOギャラリー・間で現在開催中の「篠原一男 空間に永遠を刻む生誕百年 100の問い」に行ってきました!

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「TOTOギャラリー・間」

 

この展覧会は、戦後日本を代表する建築家・篠原一男氏の生誕100年を記念して開催されています。篠原氏の代表的な住宅作品を中心に、図面や模型、写真、力強い言葉、映像資料を通して、その思想と実践の軌跡を辿る構成となっています。

    

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「白の家の模型」

まず、3階には「地の家」「白の家」「から傘の家」の写真や模型、図面による解説が展示されていました。これらの三作品は、現在移築されています。「空間に永遠を刻む」と唱えた篠原氏の作品が、文字通り今も現実のかたちとして継承され、存在し続けています。篠原氏の言葉が時代を超えて実現していることに深い感銘を受けました。

 

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「白の家についての展示」 

また、3階の展示フロアには「白の家」の原図25点が一挙に展示されており、さらに移築のプロセスをまとめた映像作品も上映されています。現在、私たち2年生は「白の家」の模写課題に加えて、リノベーション課題に取り組んでいるため、このような貴重な原図を目の前で見られる貴重な機会は、非常に意義深いものでした。

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「ハウス イン ヨコハマの家具」

4階には、自邸である「ハウス イン ヨコハマ」が原寸大で再現されていました。家具なども忠実に再現されており、篠原氏がスケッチを重ねていたアトリエ兼自邸の空間を体感できます。また、このフロアには貴重なインタビュー映像や膨大な数のスケッチなどがあり、みどころが沢山でした!

 

偉大な建築家・篠原一男氏に触れることのできる、素敵な展覧会でした。会期は6月22日までです!

「TOTOギャラリー・間」では、このほかにも様々な展覧会が予定されています。近くには「新国立美術館」もありますので、そちらと併せて是非訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

展覧会情報

展覧会名:「篠原一男 空間に永遠を刻む――生誕百年 100の問い」

会期:2025年4月17日(木)〜6月22日(日)

開館時間:11:00〜18:00

休館日:月曜・祝日(※最新情報は公式サイトを確認)

入場料:無料

会場:東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F

サイト:https://jp.toto.com/gallerma/

投稿者/金森祐樹(学部2年)