日々の活動

2025年11月18日

【日々の活動】-大阪木材仲買会館-

こんにちは。学部1年の大上翔太郎です。

今回は大阪市西区にある大阪木材仲買会館ついて紹介します

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                                           斜め正面から見た大阪仲買会館

入った時に感じる木材の香りは落ち着きを与えていて自然光も入るため暖かい雰囲気を第一印象として持ちました。

この会館に使われている技術に燃エンウッドは木材に耐火性を持たせるために熱を吸収するモルタルを用いて制作された工材のことで、この会館の柱と梁にはこの工材がが使われていました。 実際に耐火実験したものが展示されていて燃エンウッドの確かな耐火性をリアルに感じることができました。

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                                                              耐火実験後の燃エンウッド                     燃エンウッド断面図

燃エンウッド以外にもこの会館には実践的な木材を用いた試みがありました。私が訪問した際にも太陽光や雨風にさらされやすい下部とそうでない上部とで変化に大きな違いがありました。木材の経年変化は印象がガラッと変わりいい味が出ていると感じました。

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         変化が見られた窓辺          木くずを活用したガラス           吸音材としての木片

しかし、実用化する際に経年変化を知らずに家を建てると、家主の思ったものとは違い整備不良だと思われる可能性があるので変化を記録し、それをあらかじめお伝えできるようにすることで一般家庭の一戸建ての木造住宅を安心して建てることができます。時間による木材の変化や木材の建築材料としての様々な可能性を模索する試みが大阪木材仲買会館には詰まっていました。

大阪木材仲買会館は木材のたくさんの気づきや魅力を知ることのできる場所だったと思います。

新たな発見を得るために大阪木材仲買会館に一度足を運んでみてはどうでしょうか?

(大阪木材仲買会館)

所在:大阪市西区南堀江4丁目18-10

                                            投稿者/大上翔太郎(学部1年)