空間・社会・地理思想

2019年3月31日

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空間社会地理思想 第22号

論文

源 昌久
松山棟庵訳述『地学事始』に関する一考察―

柴田 陽一
日本における訳語「地政学」の定着過程に関する試論・補遺

クリスティアン・W・シュパング(高木 彰彦 訳)
カール・ハウスホーファーとドイツの地政学

太田 茂徳
〈マテリアリティ〉という視点の諸相
―「これは論文ではない」―

中島 弘二
水俣病、生政治、身体
―石牟礼道子と緒方正人を手がかりに―

麻生 将、長谷川 奨悟、網島 聖
人文地理学研究における視覚資料利用の基礎的研究
―絵画・写真の構図に着目して―

記録

大西 恒次
場末の映画館と芸人横丁
―新世界・山王―

楊 運生、蕭 閎偉
台北市におけるホームレス支援のユニークな取り組みとその顛末
―台北市の前「社会福利工作員」楊運生氏のブログより―

翻訳特集
プラネタリー・ジェントリフィケーション

荒又 美陽
特集 プラネタリー・ジェントリフィケーションをめぐって

シン・ヒュンバン(荒又 美陽、仙波 希望 訳)
プラネタリー・ジェントリフィケーション
―それは何であり、何が問題なのか―

木村 正人
〈共〉の私有化と抵抗
―渋谷におけるジェントリフィケーション過程と野宿者運動―

原口 剛
プラネタリー・ジェントリフィケーションについてのノート

ニール・ブレナー(馬渡 玲欧 訳)
批判的都市理論とは何か?

馬渡 玲欧
批判的社会理論と批判的都市理論の接続を目指して

ナイジェル・スリフト(林 凌 訳)
複雑性の場所

林 凌
解題 把握しがたいものとして都市を記述すること
―関係論的地理学における空間・時間と言説の関係性について―

(編集後記)