留学報告記
2024年4月1日
辻尾元:静岡県立静岡がんセンター【2024年4月〜】
2024年4月より、3年間の予定で静岡県立静岡がんセンター 大腸外科に国内留学の機会をいただいております。 同科では2024年に561例の原発性大腸癌手術が行われ、うち509例がロボット支援下で実施されており、全国でも有数の実績を誇ります。私は現在、そのような環境の中で、最先端のロボット支援手術を日々学んでおります。 当科には全国から集まった11名のレジデントが在籍し、毎週のようにレジデント執刀症例のビデオ検討会が行われます。スタッフの先生方からの丁寧なご指導に加え、レジデント同士も積極的に意見交換しながら、ロボット手術に必要な技術や知識を高めています。私自身も留学から1年半が経過し、徐々にロボット手術の執刀の機会をいただくようになり、大変充実した日々を送っております。 また、手術手技の習得にとどまらず、がんセンターならではの豊富な症例を活かした臨床研究にも積極的に取り組むことができています。ここで得た経験を医局に還元できるよう、引き続き研鑽を重ねてまいります。 ロボット手術は消化器外科医として習得すべき手技の一つであり、国内留学を検討されている方にとって、がんセンターでの研修は非常に有意義な経験になると感じています。入局を検討されている先生方と、今後一緒に研鑽できる日を楽しみにしております。国内留学についてご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。