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2025年5月16日
RIMED特別講演会(第132回 応用化学セミナー)
日時 2025年5月27日(火)15:00~16:30
場所 大阪公立大学 中百舌鳥キャンパスB5棟1B-39室
講師 梅本 照雄 博士(米国フロリダ大学化学科)
演題 「半世紀にわたるフッ素導入試薬の開発の歩み」
機フッ素化合物は、機能性材料や医薬品をはじめとする生体関連物質として幅広く利用されており、多くの応用例が報告されています。しかし、フッ素ガスの爆発性・毒性に代表されるように、フッ素の導入には困難が伴い、他のハロゲン化合物の合成法と比較して大きく立ち遅れていました。梅本先生は、フッ素化学は危険な分野だと思われていた半世紀前にその化学に挑み、フッ素化合物の合成に有用な数多くの取り扱い易いフッ素導入試薬の開発に成功されました 。その多くは様々な物質への適用が可能で 、特に、「Umemoto試薬」は市販されて広く活用されています。
このたびは、梅本先生のご帰国に際し、先生の長きに亘る研究成果についてご講演いただくこととなりました。試薬の設計手法やその応用、また研究の取り組み方、進め方なども含めて貴重なお話を伺える機会となっております。また、梅本先生は、研究者としてのキャリアを主に企業で積んで来られましたので、企業研究についてもお話をお伺いする機会かと存じます。ご興味のある方はぜひご聴講下さい。
世話人:八木繁幸(内線5798)