お知らせ

2025年4月4日

SUCSUC DETECT 2025 開催報告

 大阪公立大学スタートアップ創出・支援センター(SUCSUC)は、2025322日(土)に「SUCSUC DETECT 2025」をグラングリーン大阪北館7 JAM BASE CONFERENCE 7-1にて開催いたしました。「大阪公立大学の知中深く埋もれた技術シーズ(DEEP TECH)DETECTし社会課題の解決に向けたビジネスプラン構築を目指す」という目的のもと、27日から33日まで参加者を募集し、17件の応募の中から書類審査を通過した10件が、ピッチコンテストに臨み、約60名の出席者で熱気あふれる一日となりました。

DETECT(3月)開催挨拶

イベントは、大阪公立大学スタートアップ創出・支援センター センター長 潮尚之による開会挨拶と趣旨説明で幕を開けました。

プレゼンテーション審査

須藤大樹(SUCSUC 特任研究員)の司会のもと、前半5件・後半5件の二部にわかれてプレゼンテーション審査が行われました。各発表者は、自身の研究シーズに基づいた革新的なビジネスプランを発表し、質疑応答では審査員との間で活発な意見交換がなされました。
DETECT(3月)ピッチの様子

ピッチの様子

DETECT(3月)質疑応答の様子

質疑応答の様子

プレゼンテーション審査後には、参加者間の交流を深めるためのネットワーキングの時間が設けられました。

 

各賞の発表と表彰式

厳正な審査の結果、以下の皆様が各賞を受賞されました:

【最優秀賞・NEDO賞・りそな銀行賞】⼩川秦⼀郎 助教 (アジア産植物油由来のSAFBDFの同時製造⼿法の開発)

DETECT(3月)最優秀賞の授与の様子.png

最優秀賞の授与の様子

【優秀賞・三井住友銀行賞】⽯井良平 教授 (MemoLabo:AIによる⾃伝的記憶再構築プラットフォーム)

【優秀賞・池田泉州銀行賞】 尾崎 大晟 氏 (部活動の指導品質向上のためのAIスポーツトレーナーの開発)

【審査員特別賞・NEDO賞・大阪信用金庫賞】⽩川息吹 氏 (タンパク質危機を救う -Worm Farmer-)

【インディージャパン賞】 池田光 氏 (生菌数の迅速検査による食の安心安全の実現)

【関西イノベーションセンター賞】大類淳⽮ 氏 (CraftMind:手工芸活用型メンタルヘルスプロモーション)

【日本政策金融公庫賞】岡本真彦 教授 (オンデマンド学習+協調学習で学力格差を解消する)

 

最後に、大阪公立大学学長 辰巳砂昌弘より全体講評が述べられ、盛況のうちに閉会となりました。

DETECT(3月)辰巳砂学長による閉会挨拶.png

辰巳砂学長による閉会挨拶

DETECT(3月)登壇者、審査員および協賛団体との記念撮影.png

登壇者、審査員および協賛団体との集合写真

参加者の声(アンケートより一部抜粋)

ご参加いただいた皆様からは、以下のような感想が寄せられました:

「各発表、事業化もよく検討されている」

「プレゼン力も高く、非常にレベルの高いプランばかりだった」

「斬新な発想をもとに、将来の事業化に向けた力強いプレゼンを聞けたこと。」

「登壇された10組のチャレンジングな社会実装提案は素晴らしいものだったと思います。」 

「普段知る機会の少ない大学内のシーズに触れることができたため」

改善点としては、持ち時間の延長や質疑応答時間の確保を希望する声もありました。今後のイベント運営の参考にさせていただきます。

 

ご参加、ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

引き続きSUCSUCでは、このようなイベントや学生、研究者の皆様との積極的なコンタクトにより、大阪公立大学の技術シーズを見出し、社会課題解決に結びつけるスタートアップの創出・支援に向けた活動を行って参りますので皆様のご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

以上