研究テーマ

抗原虫薬としてのribavirinの作用機序の解明

テーマの説明

アフリカトリパノソーマ症とは寄生性原虫 Trypanosoma brucei (T. brucei) が人獣に感染することで引き起こされる致死性疾患あり、新規治療薬の開発が強く望まれている。

当研究室の先行研究では、抗ウイルス薬であるrivavirinは抗原虫作用を有し、そのリン酸化体がTbGMPR、およびTbIMPDHを阻害することが報告されている。しかし、細胞内で実際にどちらに作用するかはいまだに明らかにされていない。

そこで、TBGMPR、およびTbIMPDH KD株の作製を行い、細胞増殖能を評価することで抗原虫薬としてのribavirinの作用機序の解明を目的としている。