研究テーマ

肺癌標的ペプチド付加タンパク質カプセルを用いた難水溶性抗癌剤paclitaxelに対する肺癌標的DDSの開発

テーマの説明

paclitaxelは肺癌、乳癌、卵巣癌等に対する優れた抗癌剤である一方、極度に難水溶性で重篤な副作用を有することがが問題となっている。

当研究室では、L-PGDSが難水溶性薬剤に対する新規DDSキャリアとして有用であることを報告している。しかし、L-PGDSは腫瘍標的性を有さないため、非特異的な薬剤送達に伴う薬効の低下や副作用のリスクが懸念されている。

そこで、本研究では変異体L-PGDSに肺癌標的ペプチドを付加することで、より効率的な肺癌特異的DDSの開発を行っている。

研究業績

国内学会

1. ^◯高田彩加, 富 堯, 古田航祐, 島本 茂, 乾 隆
   
   『肺癌標的ペプチド付加輸送タンパク質を用いた難水溶性抗癌剤paclitaxelに対するドラッグデリバリーシステム』
   
   第39回 DDS学会学術集会, 1-D-11, 千葉，2023年7月
2. ^◯高田彩加, 乾 隆
   
   『難水溶性抗癌剤paclitaxelと高親和性に結合するタンパク質キャリアの作製』
   
   第97回 日本生化学会大会，1P-404，横浜，2024年11月