研究テーマ

生体内輸送蛋白質を用いたがん指向性、および放出制御性を有するナノキャリアの開発

テーマの説明

当研究室では，L-PGDSが難水溶性抗がん剤SN-38に対する可溶化剤として有用であることを明らかにしている。本研究では，L-PGDSの多量体化による粒子径増大，およびがん標的ペプチドの付加によるがん指向性，また， SN-38と高親和性に結合する変異を導入することによる薬剤放出制御性を有する新規薬剤キャリアの開発に取り組んでいる。

研究業績

国内学会

1. ^◯若林 光哉, 吉田 はるな, 下地 真広, 大久保 理奈, 中辻 匡俊, 西村 重徳, 乾 隆
   『リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素の多量体化による腫瘍標的ドラッグデリバリーシステムの開発』
   第95回 日本生化学会大会，3T06a-07 & 2P-070，名古屋，2022年11月