ナスの分子育種研究

ビタミンA欠乏症改善のために作出されたβカロテンを胚乳に貯めるイネ「ゴールデンライス」をヒントに遺伝子組換え技術を用いて、β-カロテンを多く含むナスの開発を行いました。その結果、バクテリア由来のフィトエン合成酵素遺伝子を導入したナスの果実では約30β-カロテン含量が増加しました。 

 ナスの分子育種

 

現在は、大阪府立環境農業水産総合研究所により水ナスの多汁性形質を決める候補遺伝子を確定するために遺伝子組換え技術を用いた研究を行っています。

 

【発表論文】

Kei-ichiro Mishiba, Kae Nishida, Naoto Inoue, Tomoya Fujiwara, Shunji Teranishi, Yuji Iwata, Satomi Takeda, Nozomu Koizumi (2020) Genetic engineering of eggplant accumulating β-carotene in fruit. Plant Cell Rep 39:1029-1039