研究内容

21世紀は、超高齢化社会の到来と共に、人間を中心にした研究が重要と言われています。セラミックスの分野でも、高齢化にともないさまざまな生体関連材料の開発研究が重要視されています。さらに、人間が生活する上で健全な生活を快適に送るためにも、安心・快適な外環境が必要であり、NOx浄化やCO2分離触媒、水浄化などの環境関連セラミックスの研究もまた重要なテーマとして考えられます。このように安全安心で快適な生活を送るためにセラミックスの研究開発の成否は、極めて重要な意味を持ちます。

当研究グループでは「快適な生活を送るために必要なセラミックス材料科学」として、セラミックスなどの生体・歯科関連するマテリアル開発研究、さらに環境関連材料や温暖化防止に向けた(重金属汚染の浄化、水質浄化、CO2分離、ガス分離・濃縮、電池関連材料などの環境触媒材料・プロセス研究)新規セラミックス合成を目標とし、最先端のセラミックスの材料合成、構造評価、特性評価から基礎・応用研究を進めています。

新たな材料開発、新規な応用開拓、放射光施設(SPring-8やKEKなど)を利用した評価解析並びに計算支援による材料開発や材料インフォマティック的な材料研究も進めています。特に、本学21世紀科学研究センター、他大学、国立研究所、各企業と有機的かつ密接な連携の下、多様な研究・開発・実用化を進めています。


現在の主要研究テーマ

生体関連セラミックス材料の合成と応用開発
新規ナノ空間材料の創製(セラミックス系ナノシート・ナノチューブ・メソポーラス材料)
水熱合成による新規セラミックス材料開発