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2023年12月7日

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反強磁性金属における電気磁気効果の検出に関する成果がPhys. Rev. Lett.に掲載されました。

電気磁気効果とは、電場によって磁化が、磁場によって電気分極が誘起される特異な現象です。「電場」や「電気分極」という語句から想起されるように、電気磁気効果は通常、電気を通さない絶縁体で観測される現象で、電気を通す金属では明確な定義が難しいとされてきました。本研究では、電気磁気効果を光の領域に拡張した電気磁気光学効果を用いることで、金属における電気磁気効果を光学的に検出することに成功しました。本成果は、東京大学の木村剛グループらとの共同研究による成果です。

https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.131.236702