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2023年12月25日

  • 研究関連

青色顔料インミンブルーのサーモクロミズムに関する論文がJJAPに掲載されました。M2大下君が中心となって進めた研究です。

YIn1-xMnxO3は鮮やかな青色を呈するため、インミンブルーという名前で青色顔料として市販されています。この顔料を加熱すると、色味が変わる現象「サーモクロミズム」が現れることが最近報告されましたが、そのメカニズムは明らかになっていませんでした。本研究は、サーモクロミズムの主要因が温度上昇に伴う吸収スペクトルのブロードニングであることを明らかにしました。さらに、青色の光吸収の増大もサーモクロミズムに寄与しており、これが発色を担うMnO5ユニット構造の特異な温度依存性に起因している可能性を明らかにしました。

本成果は、大阪公立大学の村田秀信博士および東京大学の八木俊介准教授グループとの共同研究による成果です。

https://doi.org/10.35848/1347-4065/ad17e0