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2025年11月27日
- 研究関連
高強度テラヘルツパルス照射による方向二色性制御に関する論文がPhysical Review Lettersに掲載されました。
電場で磁化が、磁場で電気分極が線形に誘起される線形電気磁気効果を示す磁性体では、光の進行方向を反転すると吸収係数（透過率）が変化する方向二色性と呼ばれる特異な光学応答が現れます。本研究では、私たちがこれまでに大きな方向二色性を示すことを見出した磁性体Bi2CuO4に高強度のテラヘルツパルスを照射することで、線形電気磁気効果が動的に変調され、方向二色性の大きさを制御できることを明らかにしました。本成果は、名古屋工業大学・宮本辰也准教授のグループを中心とする共同研究によって得られたものです。