研究活動

2024年4月21日

  • 発表論文

【発表論文】崔林日さん(D2)空気調和・衛生工学会論文集に論文掲載

<著者:タイトルほか>

崔林日,西岡真稔,中尾正喜,上田賢治:帯水層蓄熱を利用した空調システムの研究-蓄冷設備モデル構築及びシミュレーションと実証試験の比較-,空気調和衛生工学会論文集Vol48 No312 P1-10 2023年3月

<抄録>

帯水層蓄熱システムは,地下水を利用するため,環境面・長期間運用面から年間で地中の熱バランスを平衡させる必要がある。本研究では,我が国の温暖地域における熱負荷の冷暖房不平衡の対策としてフリークーリングまたはターボヒートポンプを用いた蓄冷方法の2 法を考え,システム成績係数(SCOP)を大阪の気象条件下で比較した。数値シミュレーションを用いたターボヒートポンプモデルは,実機に応じた特性式を作成した結果,冷水温度・冷却水温度・負荷率・インバータ周波数に応じて,性能を正確に再現でき,シミュレーションにより湿球温度13℃以下の領域ではSCOPはフリークーリング蓄冷方式が高いことを明らかにした。

<キーワード>

シミュレーション, 帯水層蓄熱, ATES, 蓄冷方式 


<リンク>

J-STAGE