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2026年6月10日

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金融リテラシーは幸せな人生を送るための基盤/SMBCグループ各社による授業「金融リテラシー」授業レポート(登壇講師:SMBCコンシューマーファイナンス)

人生100年時代を自分らしく生き抜くためには、より実用的なお金に関する知識が必要になるといわれています。2025年10月より開始した「金融リテラシー」は、SMBCグループ各社の方々を講師に迎え、基本的な金融リテラシーや生活設計だけでなく、資産運用や金融トラブル回避など幅広い分野のテーマが設定された授業です。自らのライフデザイン・キャリアプランニングのための知識にとどまらず、金融を通した社会課題解決への道を探ります。

授業風景の写真

取材に訪れた第13回授業では、SMBCコンシューマーファイナンスの中村 多寿子氏と石橋 朋子氏を講師に迎え、税金の基礎知識などをお話しいただきました。日本の税金の「基礎」についての説明や、地方財政の問題として、税収が都市部に集中し、地方に十分に行き渡らない現状を説明。地方交付税制度の仕組みとその重要性について解説いただきました。

グループワークでは、「年収460万円の会社員」の所得税や住民税を計算しました。社会人になった際の実際の手取り額がいくらになるのか、具体的にイメージができる貴重な機会となりました。住民税の解説の中では、住民税が前年の所得に応じて決定するため、勤労者からフリーランス等へ転身する場合には、住民税を払うためのお金を残しておく必要があるという話が印象的でした。また、確定申告の必要性や流れについて、さらには、確定申告を「しなければならない人」「しなくてもよいが、すれば税金が戻る人」の2パターンが存在することの説明がありました。「年末調整」や「確定申告」といった言葉はよく耳にしますが、実際に大学生が自ら申請する機会は少ないです。今回の講義を受けることで、納税の大切さや必要性の理解につながり、税が身近なトピックとなる学生も多いのではないでしょうか。
授業の後半では、翌週実施される「金融リテラシー検定」の対策講座も行われました。
なお、後日この金融リテラシー検定の結果を伺ったところ、受験者188名全員が合格。受験者全員合格は、SMBCグループ内でも全国の大学の取り組みとして特筆すべき成果との事でした。

講義中の中村氏

中村 多寿子氏

講義中の石橋氏

石橋 朋子氏

そして授業最終日、総括として、これまで得た知識を活用してライフプランシートを作成し、グループ内で発表しました。最終回のプレゼンテーションは1人5分間で、発表後には3分間でフィードバックが行われます。グループは最大5人編成で、学部も性別もばらばら。プレゼンテーションにはキャリアプラン、収支ギャップの理由と対策、セカンドライフの過ごし方と資金準備、資産形成の4項目を必ず含めることが条件とされました。学生らは、「海外で働いてみたい」「子供は〇人ほしい」「副業でこんなことにチャレンジしてみたい!」など、自分のライフプランをグループのメンバーに伝えました。フィードバックでは「やっぱり子育てにはお金がかかるな」「将来の家賃ってどのくらいになるんだろう」と各々が気づいたことを伝え合う様子が見られました。

グループワークで話し合う受講生

すべての発表とフィードバックが終了後、中村氏は「ライフプランシート作りとは、自分の夢や思い描く人生を可視化しアウトプットすることで、何が必要なのかということを考える機会になります。例え人生がプラン通りにいかなかったとしても、自分の価値観を再確認したり、努力すべきポイントと向き合うことに意味があるのではないかと思います」と話されました。これまで学んできた実用的な知識を自身のライフプランに落とし込み、仲間にアウトプットすることで、さまざまな価値観に触れ、互いに多くの選択肢や考え方を共有する学生たち。自身の夢や憧れを語る姿は堂々としており、たくさんの笑顔が溢れる時間となりました。

SMBCコンシューマーファイナンス 金子 良平取締役会長

プレゼンを通じて、収支を数字に落とし込むことで人生のプランが具体化できた点がよかったのではないでしょうか。作成したライフプランは今後も修正しながら使い続けてほしいです。また、仲間とのフィードバックを通して、自分の人生観を語り合う経験は非常に有意義であり、今後も親しい友人と意見交換しながら人生設計を進めていくことをお勧めします。今回は人生の計画(Plan)を作成した段階なので、次は実行(Do)、うまくいかなかった点のチェック(Check)、改善(Action)へと進めていく必要があります。人生も仕事も、計画→実行→検証→改善の繰り返しで成長していくのだと思います。「金融リテラシー」の授業で学んだことを実践で生かし、今後の人生に役立ててほしいです。

授業で話しをする金子会長

経済学部 橋本 文彦教授

SMBCグループ各社の幅広い分野からゲスト講師に来ていただき、毎回の授業での多くのグループワークなどを通して、学生諸君が楽しそうに考え方の違う他の学生と意見交換を行いながら、さらに次のステップに進むために主体的により深い知識を学ぼうとして、半期の授業の中でも成長していく姿を見ることができました。
ここで得たリテラシー能力を基盤として、各自が描くライフプランの実現に向けて努力しながら、自らの人生における幸せの追求はもちろんのこと、さまざまに価値観や事情の異なる他者をも幸せにするために、それぞれの専門分野での研究に結び付けていって欲しいと思います。

授業で話しをする橋本教授