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2025年9月4日

  • 現代システム科学
  • 在学生

たくさんの出会いを楽しみ、人間力を磨きたい/現代システム科学域 福島 わかなさん

大阪市立大学と大阪府立大学が20224月に統合し、誕生した大阪公立大学。
その一期生である福島さんに、大学での学びや大学生活で取り組んだこと、また就職活動(以下、「就活」)を振り返りながら、キャリアに対する思いを伺いました。

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PROFILE

福島 わかな(ふくしま わかな)

  • 現代システム科学域知識情報システム学類4年生
    内定先 総合電機メーカー兼総合ITベンダー

    ※所属・学年は取材当時

Q 現代システム科学域知識情報システム学類ではどのようなことを学んでいますか。

1年生から2年生までは、専攻する情報系の分野を中心に、文理関係なく幅広い分野の授業を履修し、3年生からは、特に情報ネットワーク系の分野をより専門的に学びました。また、学習支援の分野に興味があったので、教育工学を専攻する研究室を選びました。現在は「コンピュータを賢く」と「ヒトを賢く」の両立をミッションに、組織力向上のためのナレッジマネジメントに関する研究をしています。  

Q 大学での学びから得たものは。

大学での学びを通して、既存の技術の力を最大限に引き出すことも、システムの新たな可能性を見出して発展させるのも、使い手である私たちの関わり方次第であると実感しました。まだまだ道半ばではありますが、単なる知識習得にとどまらず、「技術と人との関わり方をデザインする」という視点を持てるようになったことが大きな収穫です。

Q 大学生活はいかがでしたか。

他府県から進学したので、大阪をはじめ関西の人のフレンドリーさと温かさに驚きました。また、課外活動は、中百舌鳥キャンパスの友好祭実行委員会に所属していました。本番に向け、仲間と力を合わせて活動した期間は大切な思い出になりました。

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<友好祭実行委員会での活動の様子>

Q 就活を振り返って感じたことを教えてください。

人生がかかった決断をする活動というイメージがあり、なんとなく不安な気持ちを持っていましたが、全体を振り返るととても楽しかったです。はじめは就活に関する情報をあまり持っていない状態で、エントリーシートや面接対策などのタスクを延々と抱え、肉体的にも精神的にも辛く感じることがありました。
うまくいかないときには、企業から自分がどのように見えていたのかを客観的に振り返って分析していました。ただ、毎回自分のベストを尽くしていた気持ちではあったので、結果については企業との相性だとある程度割り切って考えていました。
インターンは、優秀な参加者との交流を通じて、自分にはなかった新たな視点や考え方を得ることのできる貴重な機会でした。

Q 最終的に内定先の企業に決めたポイントを教えてください。

主にコンサルティング業界とIT業界、特にSIer システム構築や導入・運用部門を志望していました。
もともと、人やシステムが介在する、企業の課題解決に興味があり、大学で専攻している情報学の知見も活かしながら、顧客に価値あるものを長く届けられるような職業に就きたいと考えていました。
入社を決めた理由は、世間や業界の変革に全社を挙げて対応している点に魅力を感じたからです。この特徴に加え、将来のキャリアを柔軟に選択できる点にも惹かれました。就活終盤まで残り2社で迷っていましたが、実際その企業で自分が生き生きと働く姿が想像できるかどうか、ワークライフバランスを基準として考え、IT業界への就職を決めました。

Q 最後に、就活を控える後輩へメッセージをお願いします。

就活は、自信をもって振る舞うことと、自分なりの方略をうまく適応させていくことが大切だと思います。
はじめから思うようにできる人は稀なので、さまざまな経験を積み、自信を得ることで、全体的に余裕のある振る舞いができるようになると思います。落ち込んだり辛くなったりすることもありましたが、今振り返ってみると、就活を通じて魅力的な人たちとの交流がたくさんあり、良い刺激をもらえたことは貴重な経験となりました。
まずは一つ一つやれることをこなしつつ、常に7割ぐらいの力で臨む気持ちでいれば十分だと思います。
出会った人たちから学べるところをたくさん吸収して、自分なりのペースで頑張ってください!

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