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2025年10月21日
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理系の頭脳で笑いを巻き起こす!学生漫才王決定戦で企業賞を受賞した「お笑いサークル居笑屋」のお笑いコンビ「オイラッシー」
大阪公立大学には、70名以上の部員が所属し、日々笑いのセンスを磨き合っている「お笑いサークル居笑屋」があるのをご存知ですか?
今回は、その居笑屋で活動し、日本経済新聞社主催の大学生を対象にした漫才コンテスト 『第1回日経 学生漫才王決定戦』で「企業賞(三菱化工機賞)」を受賞した学生のお笑いコンビ「オイラッシー」のお二人に、ネタ作りの裏側から、多忙な研究との両立、そして今後の目標までお話を伺いました。
PROFILE

高専からの編入生という少し珍しい経歴を持つ馬渕 透さん(ボケ担当・工学部4年)と、相方の汐崎 友亮さん(ツッコミ担当・工学部3年)。- 「お笑いサークル居笑屋」
大阪公立大学の公認サークル。主に中百舌鳥キャンパスを中心に週2回活動。M-1グランプリや各種お笑い大会にも積極的に参加。新歓期以外でも部員は随時募集中! - お笑いサークル居笑屋 Xアカウント
- お笑いサークル居笑屋 Instagramアカウント
※所属・学年は取材当時
お二人がお笑いの世界に足を踏み入れたきっかけを教えてください。
- 馬渕さん
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僕は高専からの編入で大学に入ったのですが、昔からお笑いが大好きでした。せっかく大学に入ったのだから、お笑いに挑戦したいと思い居笑屋に入りました。
- 汐崎さん
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僕も昔からお笑いが好きで、大学にお笑いサークルがあると知って「絶対にしよう!」と思いました。最初は入るタイミングが少し遅れてしまったんですが、みんなが本当に優しく迎え入れてくれました。
部員が70人近くもいると伺いました。サークルはどんな雰囲気ですか?
- 馬渕さん
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いつでも、誰でもウェルカムな雰囲気です。僕みたいに編入した学生でも、すぐに馴染めるくらい楽しいサークルです。
- 汐崎さん
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みんながお笑い好きです。演者として舞台に立つ人もいれば、照明や音響を担当してくれる裏方のスタッフもいて、サークル全員で作り上げる一体感も魅力です。
コンビ名「オイラッシー」の由来は?
- 汐崎さん
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たまたま二人でLINEをしていた時に、僕が受けていた数学の授業で出てきた「オイラーの公式」の話になったのです。
- 馬渕さん
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その時、僕は「マンゴーラッシー」を作っていて。なので、「オイラー」と「ラッシー」を合わせて「オイラッシー」に(笑)深い意味はあまりないんですけど、覚えやすくて気に入ってます。
ネタはどのように作られているんですか?
- 汐崎さん
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ネタ作り・・・ちょっと言葉にしにくいんですけど・・・。
- 馬渕さん
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頼むから言葉にしてくれ、これ記事になるんやから(笑)。
- 汐崎さん
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そうやね(笑)・・・僕らのネタ作りは、ギリギリまで改良を重ねて直前まで進化し続けるのが特徴かもしれません。完成形を練習するというより、ライブの直前、なんなら出番の5分前にセリフや言い回しを変えることもあります。
- 馬渕さん
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どちらかが日常生活で「これ面白いかも」と思いついたアイデアを持ってきて、そこから二人で会話しながらブラッシュアップしていくことが多いです。シャワーを浴びている時とか、ふとした瞬間にひらめく感じです。
ステージで緊張はしますか?
- 馬渕さん
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めちゃくちゃします(笑)。特に、出番直前がピークです。でも、一度ステージに立ってしまえばあっという間です。けど、緊張との向き合い方がわかってきたような感じです。
- 汐崎さん
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僕は毎回誰か一人を決めて、その一人を笑わせるようなイメージで漫才をすることをルーティンにしています。
第1回 日経 学生漫才王決定戦で「企業賞」、おめでとうございます!
- 馬渕さん
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ありがとうございます!東京で開催された決勝大会で賞をいただけて本当に嬉しかったです。関西からの参加が僕らだけだったので、良い刺激になりました。
- 汐崎さん
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プロの芸人さんや構成作家さんが審査員をされていて、すごく緊張しました。僕らの漫才を見て「動きが多くても二人の声が被らず聞き取りやすい」「動きが分かりやすく、伝えたいこととお客さんの理解がちゃんと一致していたのが良かった」と具体的なコメントをいただけたのが、大きな自信になりました。
M-1グランプリにも挑戦されていると聞きました。
- 馬渕さん
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はい、サークルの多くのコンビが挑戦しています。2024年のM-1グランプリでは、サークルから1回戦を7コンビも通過しました。
僕らも2回戦まで進むことができましたが、プロの壁は厚いなと実感しました。でも、吉本の劇場という憧れの舞台に立てたことは最高の経験です。
学業も忙しいと思いますが、お笑いとはどうやって両立していますか?
- 汐崎さん
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やるときはやるというメリハリを大事にしています。お笑いは突き詰めるとキリがない世界なので、まずは大学の単位をしっかり取った上で、空きコマや放課後の時間を使って活動しています。
- 馬渕さん
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お笑いは場所を選ばないのが良いところです。空き教室の隅や、時にはカラオケボックスでネタ合わせをしたり。スキマ時間を有効活用しやすいのは、学業と両立する上で大きなメリットだと思います。
お笑いの経験が、将来に活かせそうだと感じることはありますか?
- 馬渕さん
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間違いなくあります。人前で話す度胸や、どうすれば相手に面白く伝わるかを考える力は、社会に出てからも絶対に役立つスキルだと感じています。
話す能力は一生伸ばしていきたいと考えているので、就職してまたそのスキルを伸ばして、お笑いに活かせたらベストかなと思っています。 - 汐崎さん
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僕も、お笑いは一生続けていきたいと思っています。今は社会人のお笑い大会もたくさんありますし、トークスキルや人を惹きつける力は、どんな世界でも持っておけば持っているほどいいと思っています。
大阪公立大学を目指す受験生や、新入生の皆さんにメッセージをお願いします!
- 汐崎さん
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大学生活は、何かに挑戦するのに最高の環境です。お笑いは、ギターみたいに特別な道具もいらないし、誰でもすぐに始められて、自分の独創性を世に出すことができます。大阪はお笑いの環境も整っていますし、少しでも興味があったら、ぜひ一度ライブを見に来てください。人生が変わるくらい面白い経験が待っているかもしれません。迷っているなら、絶対にやった方がいいです!
- 馬渕さん
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受験勉強は大変だと思いますが、後で後悔しないように全力でやりきることが大切だと思います。本気でやって失敗しても、後から振り返れば最高の面白い話や経験になります。そして、大学に入ったらぜひ「お笑いサークル居笑屋」へ!
いつでも温かくお迎えします!
最後に、ライブの予定などはどこで確認できますか?
- 汐崎さん
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一回見に来てもらえれば、僕らの面白さが一番伝わると思います!
また、僕らが企業賞を受賞した漫才コンテスト「第1回日経 学生漫才王決定戦」もU-NEXTで配信されているので、興味のある方はぜひ見て下さい!