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2026年6月30日
- インタビュー
【VLT】NY研修レポート▶︎2025年度①文化・芸術編
2025年度にも、2024年度に引き続き、ニューヨーク研修が行われました。第1弾は文化・芸術編です。
リバティ島とエリス島
自由の女神(リバティ島)
アメリカの象徴ともなっているリバティ島の像。
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移民博物館(エリス島)
かつて移民局のあったエリス島の歴史を展示する博物館。
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T. Y. さん
二日目に訪れたリバティ島とエリス島での経験は、私の歴史認識を大きく変えるものとなった。これまで自由の女神は、単なるアメリカの自由な⺠主主義の象徴、あるいは著名な観光地として記号的に捉えていた。しかし、かつての移⺠局跡地であるエリス島を訪れ、新天地を夢見た人々の過酷な入国審査の記録や、家族と引き裂かれる不安に満ちた展示を目の当たりにした。そこで初めて、あの女神像が移⺠たちにとって、未来への「希望」と同時に、拒絶されるかもしれないという「不安」を象徴するものであったことを知った。工学的には非常に優れた技術によって建築されたものであったことからも、その建造物が置かれた背景や人々の感情に触れることで、異なる意味を持って立ち現れることを痛感した。
J. Y. さん
エリスアイランドの移民博物館では、アメリカの移民の歴史を知ることができた。「人種のサラダボウル」という言葉があるように、アメリカには様々なルーツを持つ人々が暮らしている、ということは学校で習ったことがあったが、移民となるにはどのような手続きを経ていたのか、言語の壁や参政権、帰化(Americanized)する過程などが豊富な資料とともに示されていた。展示の中で、移民の父が子どもに「選挙に行くさ。だって俺はアメリカ人だからな。」と言ったという資料があり、とても印象に残った。父にとって、選挙に参加できることは自らのナショナリティの証明となっていたのだ。私たちに参政権があることがどこか当たり前に思えていたが、それが当たり前でないことを再認識することができた。
舞台芸術
ブロードウェイ
エンターテイメントの街ニューヨークにあるミュージカルの劇場。
Kさん
曲が終わった後の拍手や歓声、盛り上がるところは全員で盛り上げるといったように、観賞だけでなく没入して楽しんでいた。
Tさん
ブロードウェイの舞台や各種ミュージアムを訪れた際、観客の国籍も年齢も実にさまざまであったにもかかわらず、ひとつの作品を通して会場全体が盛り上がり、同じ感情を共有している様子が強く印象に残った。舞台の迫力や表現の豊かさは、言語の壁や文化の違いを超えて人々の心に直接訴えかけ、芸術が持つ普遍的な力を改めて感じさせてくれた。まさに、芸術には人種や国境を超えて人々をつなぐ力があるのだと深く感動した。
美術館
ニューヨーク近代美術館;MoMA
世界中の近代美術作品を集めた美術館。ニューヨーク三大美術館の一つ。
メトロポリタン美術館;The Met
世界中の絵画・彫刻・写真・工芸品などを多数所蔵する世界最大級の美術館
- Kさん
日本では一展覧会ごとでしか見られないような作品を一度に見ることができた。
日本の美術館は順路が決められていることが多いが、MoMA では自由に鑑賞することができた。
作品の写真を撮ることが許されていたり、寄付によって運営されていたりと、日本との違いを感じた。
J.Y.さん
今回訪れたニューヨーク近代美術館(MoMA)やメトロポリタン美術館(The Met)は、日本の美術館の何倍もの規模があり、一日では見切れないほどであった。作品そのものについては、モネやゴッホ、ピカソ、セザンヌ、モンドリアン、クリムト、アンディー・ウォーホールなど、教科書で見るような作家の作品が惜しみなく並べられており、圧倒された。無料音声ガイドがほとんどで、日本とアメリカの美術館に対する予算の違いも感じさせられた。展示の方法や館内の雰囲気も日本の美術館とは異なっており、作品数が多いことはもちろん、作品の周りにパーテーションを置いていないことや静寂ではないこと、作品をそのものの魅力や伝えようとする「情報」に重きを置いて展示している点などが違いとして感じられた。また、小さな子どもへのアプローチが最も異なっているように感じられた。日本では、静寂を保って鑑賞する必要がある館が多く、幼い子どもに美術館は適していないといえる。MoMAでは子ども向けのイベントが開催されており、作品の飾ってある展示室内でお絵描きや段ボールを使った工作が体験できるというものだった。静寂を保たなければいけない雰囲気はなかったが、子どもがいても鑑賞の妨げにならず、幅広い年齢層が利用できる美術館が実現されていたのが印象に残っている。
次回は、学校・教育編です!お楽しみに!