SIGLOC
2021年5月13日
- 研修の記録
2020年度第7回ソーシャル・イノベーション研修(オンライン)x 世界10カ国・地域
The 7th SIGLOC-online ~ 地球温暖化における持続可能な社会の実現性を探る ~
大阪市立大学は、2018年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の採択校として、Collaborative Online International Learning (COIL)を活用したソーシャル・イノベーター育成プログラムを開発しています。その一環として、SIGLOC (Socially Innovative Global Classroom)という短期集中型のソーシャル・イノベーション研修を行っています。
2020年の春より、COVID-19の影響を受けない国際教育として完全オンラインによるCOIL型教育プログラム「SIGLOC-online」を実施しています。
昨年に引き続き、2021年3月12日より「SIGLOC-online」を開催し、3月24日に無事終了いたしました。リーフレット
ガイダンス
本学生を含め、10の国・地域より総勢30名の学生が集い、学生と教員全てが自宅から参加する完全オンライン形式で実施いたしました。
今回の研修テーマは「地球温暖化における持続可能な社会の実現性を探る」です。
ガイダンスの様子(3月5日)
オープニングセッション
世界中からの参加となったため、オープニングセッションは2つのタイムゾーンに分けて実施しました。
SIGLOC初日:オープニングセッションの様子(3月12日午前)
特別セッション
特別セッションとして、阪南市役所との座談会を開催しました。
大阪・阪南市の地理や歴史、産業、さらに高齢化問題や市民活動の現状、阪南市の取組みなどについてお話を伺い、最後に、参加学生とのQ&Aセッションが行われました。
阪南市による特別セッションの様子(3月18日)
カルチャープログラム
カルチャー・プログラムでは、参加学生は4つのチームに分かれ、自国の食べ物や言語、民族衣装など、各国の文化を写真を交えて紹介するプレゼンを作成しました。
時差を調整しながら各グループで集まってディスカッションする様子
カルチャー・プログラムのプレゼン発表資料:4チームのチーム名とロゴ(3月21日)
課題への取組み:リサーチ・情報分析・ディスカッション
SIGLOCの期間中、参加学生は8のグループ(各3~4名)に分かれ、それぞれ地球温暖化における持続可能性にまつわる社会課題において、次の2つのサブテーマ別に調査・討論し、課題に取り組みました。
サブテーマ1: グローバル/ミニマル・サプライチェーン
サブテーマ2: ローカルコミュニティ
学生はそれぞれの自宅から各課題に対して調査を行い、随時オンライン上でチームメンバーと情報共有をしながら各国の特徴を比較し、チームでひとつのレポートを仕上げました。
まとめ・レポート
最終日にはプレゼンテーションを用いた報告会を開催。
最終報告会も参加学生の時差を考慮して2つのタイムゾーンに分けて実施しました。
最終報告会の様子: アジア・アメリカ(3月24日午前)
最終報告会の様子: ヨーロッパ・アフリカ(3月24日午後)
SIGLOCの全期間が終了後、すべての課題を達成した学生に修了証が付与されました。
参加学生による自己評価・アンケート結果
NPS (Net Promoter Score) について、紹介します。
NPSとは、この活動を友人や同僚に薦める可能性を数値化したものです。
7th SIGLOC-online: NPS 60.7
今回のSIGLOCを終えた参加学生へ、アンケート調査を行いました。
下記にその結果をまとめましたのでご覧ください。
7th SIGLOC-online_1_FeedbackResult_Summary
7th SIGLOC-online_2_SIGLOCMarch_PrePostResult
海外学生とともにそれぞれの国で同じ社会問題に向き合いCOIL型教育として協働する事で、現地での研修とは異なった気づきや学びが得られることが期待されます。今後も同様の教育プログラムの開発に取り組んでいきます。