お知らせ

2025年10月24日

  • 一般

【イベント告知】「ギャンブルスタディーズをはじめる:学際的な対話に向けて」

※以下、大阪公立大学大学院文学研究科人文学学際研究センター(HIRC)が後援するイベントの案内です。

京都人類学研究会 12月シンポジウム
トークセッション「ギャンブルスタディーズをはじめる:学際的な対話に向けて」

◆日時:2025年12月13日(土)14:30~16:30(14:15開場)
◆会場:京都大学吉田キャンパス総合研究2号館4階AA447大会議室

文化人類学、医学、心理学、美学、民俗学など、多様な分野のギャンブル研究者が集い、互いの視点を交わしながらその魅力を語り合うトークセッションを開催します。ギャンブルという行為は、依存や病理の枠組みから捉えられると同時に、遊びやリスク、偶然性、そして人間関係をめぐる実践でもあります。賭けを通じて人間について考える研究者たちの自由な対話を通じて、ギャンブル研究の現在の射程とこれからの延伸可能性を検討するとともに、分野の垣根を超えた知の追求の方途を探ります。

トークテーマは
「なぜ、その分野でギャンブルの研究を?」
「行動嗜癖としてのギャンブルとは?」
「豊かな遊びとしてのギャンブルとは?」
「ギャンブルとテクノロジーの関係性」
「善きギャンブリングを人間社会に創造することはできるのか?」
などなど……!

◆登壇者(五十音順)
齊藤 竹善(大阪公立大学文学研究科人文学学際研究センター・民俗学)
鶴身 孝介(京都大学大学院医学研究科・医学)
難波 優輝(立命館大学衣笠総合研究機構ゲーム研究センター / 慶應義塾大学SFセンター・美学)
横光 健吾(人間環境大学総合心理学部・臨床心理学)
劉 振業(立命館大学衣笠総合研究機構環太平洋文明研究センター・文化人類学)
司会:師田 史子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・文化人類学)

◆プログラム
14:30~14:35 趣旨説明
14:35~15:00 各登壇者の研究紹介
15:00~16:30 トークセッション

◆開催形式
現地開催(対面のみ。アーカイブ配信はございません)

◆参加登録

https://peatix.com/event/4639872/view?utm_source=follow-organizer&dlvid=d94efde7-f420-4db9-9ce4-62fc68f8d502&sltid=0&utm_content=6905408&utm_campaign=pod-11704594&utm_medium=email
上記Peatixのイベントページからご登録をお願いいたします。
登録締切:2025年12月12日(金)17:00
※Peatixをはじめてご利用の方は、お手数ですがこの機会にログイン画面より「新規登録」に進み、アカウント作成をお願いいたします。
※参加にあたりなんらかの配慮等を必要とされる場合は、12月5日(金)ごろまでに京人研メールアドレスまでご相談ください。当研究会は大学院生による自主的な活動であるため、特に予算や専門性が必要な配慮の要請については十分な対応が難しい場合もございますが、可能な限りの対応を検討したいと考えております。

◆参加費
一般:500円
学生:300円
※参加費は当日会場払いです。
※イベント後に百万遍界隈にて懇親会を予定しております。参加希望の方は、「一般/懇親会参加」あるいは「学生/懇親会参加」チケットをご選択ください。懇親会費は別途かかります。
※当日飛び入り参加も可能ですが、懇親会参加をご希望の方はできるだけ事前登録にご協力をお願いいたします。 

◆登壇者略歴
齊藤 竹善(さいとう ちくぜん)
1997年生まれ。大阪公立大学人文学学際研究センター研究員。専門は民俗学。主に民間伝承、笑い話、賭博文化などの大衆文化。博士(文学)。

鶴身 孝介(つるみ こうすけ)
1978年生まれ。京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)病院講師。京都大学医学部附属病院デイ・ケア診療部診療副部長。精神保健指定医、精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。博士(医学、京都大学)。専門は依存症臨床全般、MRIを用いた神経画像学。

難波 優輝(なんば ゆうき)
1994年生まれ。美学者、会社員。修士(文学、神戸大学)。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。newQ / 立命館大学衣笠総合研究機構ゲーム研究センター客員研究員 / 慶應義塾大学SFセンター訪問研究員。著書に『SFプロトタイピング』(共著、早川書房)、『物語化批判の哲学』(講談社)、『なぜ人は締め切りを守れないのか』(堀之内出版)。

横光 健吾(よこみつ けんご)
1984年生まれ。人間環境大学総合心理学部総合心理学科講師。公認心理師、臨床心理士。専門はギャンブル・ゲーム依存症に対する臨床心理学的アプローチ。博士(臨床心理学)。

劉 振業(りゅう しんぎょう)
1993年生まれ。立命館大学環太平洋文明研究センター客員協力研究員。2023年、京都大学大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。専門は文化人類学、マカオ地域研究。著書に『身体とギャンブル : マカオのカジノをめぐる民族誌』(博論社、2024年)。

師田 史子(もろた ふみこ)
1992年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。博士(地域研究)。専門は文化人類学、フィリピン地域研究。著書に『日々賭けをする人々:フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界』(慶應義塾大学出版会、2025年)。

 

主催:京都人類学研究会
共催:科研費研究活動スタート支援「ギャンブル依存の「責任」の所在:フィリピンにおける賭博のデジタル化と実践の変容」(23K18730)
後援:大阪公立大学文学研究科人文学学際研究センター

問い合わせ先:京都人類学研究会事務局(kyojinken.official@gmail.com)

京人研2025年12月シンポジウム