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2025年6月4日
The Lancet Digital Health国際諮問委員会への就任
皆さま、いつもご支援いただきありがとうございます。この度、当研究室の代表の植田が、世界的に権威のある学術誌の一つであるThe Lancet Digital HealthのInternational Advisory Board(国際諮問委員会)に就任いたしましたので、ご報告申し上げます。
The Lancet Digital Healthとは
The Lancetは、医学・医療分野における最も著名な総合ジャーナルの一つです。その中でもThe Lancet Digital Healthは、デジタルヘルス・医療技術の革新や実装にフォーカスした専門誌として、世界中で高い評価を得ています。ヘルスケアのDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速度的に進む中、医療データやAI(人工知能)、遠隔医療などの分野に対する研究結果や課題解決策を発信する最先端プラットフォームの役割を果たしています。
International Advisory Board就任の背景
当研究室が取り組んでまいりました、医療ITやデジタルヘルス領域での研究・開発、学会活動や産官学連携の実績・知見を評価していただき、このたびInternational Advisory Boardの一員としてお声がけをいただく運びとなりました。我々もLancetファミリーへの掲載実績が数本あります。
The Lancet Digital HealthのInternational Advisory Boardでは、世界各国の専門家が集い、デジタルヘルスの動向や戦略を議論し、ジャーナルの方向性を検討・助言していきます。今後は、私自身の経験や知見をもとに、新興テクノロジーの臨床応用、デジタルヘルスの社会実装に関する多角的な視点を提供しつつ、国際的な論文審査・学術活動の促進をサポートしていく予定です。
今後の展望
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国際連携の促進
国際諮問委員会のメンバーとして、世界中の専門家とのネットワークをさらに広げ、各国の事例を学びながら、国内外のデジタルヘルス分野の発展に寄与したいと考えています。 -
研究・教育への還元
これまでの研究成果はもちろん、国際諮問委員会で得られる知見やグローバルな視点を活かし、新たな研究・教育機会を生み出していく所存です。これによって、国内外の学生や若手研究者のキャリア育成にも貢献できれば幸いです。 -
社会実装の推進
デジタル技術による医療の変革は、患者さんの治療や予後のみならず、医療従事者の働き方改革や医療コストにも大きな影響を与えます。研究成果が有効に社会へと還元されるよう、行政や産業界との連携も深め、より良いヘルスケアシステムを構築するための取り組みを積極的に行っていきます。
最後に
今回の植田の就任は、これまで支えてくださった多くの方々のお力添えがあってこその成果だと深く感謝しております。引き続き、当研究室では研究活動や産官学連携の取り組みを通じて得た知識や経験を活かし、The Lancet Digital Healthが目指す「ヘルスケアの未来」づくりに貢献してまいります。
今後とも、皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。