education

Department of Legal Medicine

Osaka Metropolitan University Graduate School of Medicine

 

Undergraduate Program

学部教育

現在,教育の場としての大学の本来の役割が,根本的に変わろうとしているなかで,「整理力・対応力・発信力」を主軸として,「学生に真に学ぶことの重要性を自覚させるための教育」を目標として掲げています.

具体的には,症例検討を通じて臨床医が診療のなかで法医学的課題を認識しながら問題解決に至るプロセスを支援するために必要な実践的法医学的知識と問題点を自ら考え課題を提示できる整理力,病態・鑑別診断さらには先端治療に対応できる対応力,そして医学教育においてもグローバリゼーションが進むなかで,国際基準に則ったエビデンスに基づく議論を進めることができる発信力に関する教育を低学年から高学年にかけて反復的・発展的に身につけていけるような教育体制を行うように努めています.

多人数講義型授業で学んだ知識をさらに発展させるため,少人数制課題探求型講義を行い,具体的な症例を提示するなどの動的プレゼンテーションを用いた臨床におけるCPC形式のケーススタディを行っています.

Clinical Forensic Education

臨床法医学教育

国際基準に則ったエビデンスに基づく診断力を身につけた臨床医の育成には,診療に必要な基本的技術と知識力の関係を縦軸と横軸の正の相関関係で習得していく必要があります.さらに,法的・倫理的な側面を含めた社会的コミュニケ―ション力も身に着けなければ,全人的医療を提供できる良医とはいえません.

法医学の視点から見ると,初期臨床研修のなかでは,診療のなかで受療者の傷病に関わる固有の法的問題の感知と医療が受療者に及ぼす危険の回避を実践できる能力を養えるように支援し,臨床医が活躍しやすい場を作ることが重要な役割であり,法医実務を臨床医学へフィードバックできる体制づくりが,卒後教育の基盤であると考えます.

法医学が果たす役割は,社会的センスを養う場を提供することにあり,法医実務の社会的意義が再認識されるよう臨床研修システムを充実させるために,様々な傷病に関する知識を学ぶ過程で,臨床医学的知識や臨床技能の向上とともに,法の精神の理解を法医・社会医学的視点をもって学ぶことが大切と思われます.

Research Guidance

研究指導

国際基準に則ったエビデンスに基づく診断力を身につけた臨床医の育成には,診療に必要な基本的技術と知識力の関係を縦軸と横軸の正の相関関係で習得していく必要があります.さらに,法的・倫理的な側面を含めた社会的コミュニケ―ション力も身に着けなければ,全人的医療を提供できる良医とはいえません.

法医学の視点から見ると,初期臨床研修のなかでは,診療のなかで受療者の傷病に関わる固有の法的問題の感知と医療が受療者に及ぼす危険の回避を実践できる能力を養えるように支援し,臨床医が活躍しやすい場を作ることが重要な役割であり,法医実務を臨床医学へフィードバックできる体制づくりが,卒後教育の基盤であると考えます.

法医学が果たす役割は,社会的センスを養う場を提供することにあり,法医実務の社会的意義が再認識されるよう臨床研修システムを充実させるために,様々な傷病に関する知識を学ぶ過程で,臨床医学的知識や臨床技能の向上とともに,法の精神の理解を法医・社会医学的視点をもって学ぶことが大切と思われます.