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2025年6月18日

  • 研修会・セミナー

2024年度CNSネットワーク交流会を開催しました

2024年度もCNSネットワークの活動にご参加・ご協力いただきありがとうございました。  

CNSの各機能についての具体的な振り返りや学びを含む交流会への皆様の評価が良いことから、次年度もこのような会を中心に企画・運営していきたいと考えております。持ち込み企画も大歓迎ですので、日頃のCNS活動を発信したい、CNSの技術について伝えたい、共同研究案を検討したいなど、企画案がございましたらぜひ、CNSネットワーク担当までお教えください。

次年度も修了大学に関わらず、CNS、プレCNS,CNSをめざす学生さんの交流・支援の場として、また参加しやすいオンライン主体で、CNSの各機能についての振り返りを中心にした交流会として活動を行って参ります。

交流会は次年度も開催予定です。まだ参加されたことのない方は是非気軽に参加してみてください!!

 

< 2024年度CNSネットワーク交流会 >図3

〇申込者数 220名 参加者 139名

CNS プレCNS CNS教員

48

24 4

CNS取得年度 ~2010年 2011年~2019年  2020年  2021年 2022年 未記入
人数( /48) 3 18 4 4 17 2
分野 がん 家族支援 

急性・重症者 

在宅 精神 小児 慢性 小児 感染症 母性 老人 遺伝
人数( /89) 22

6

5 14 12 3 8 8 1 3 2 5

~ 交流会の内容とご感想の一部をご紹介します ~
第1回 「倫理調整力をみがき、倫理的感受性をはぐくむ組織作り」 

・担当者による話題提供(APRNの倫理的意思決定のコアコンピテンシー
・発達の過程、がん看護専門看護師(以下OCNS)が実践している倫理 調整における状況判断と行動、倫理調整を行う上での障壁、能力向上へのポジティブな影響についての研究結果の紹介)
・グループディスカッション(役割開発を行う中での困り事や悩みと解決策に ついて)と全体共有

  • ディスカッションを通して倫理調整を進める前の組織分析の必要性、方法、工夫点、自分に不足していること、考え方の視点がわかった
  • 同じ困りごとを抱えていたり、その困りごとへの具体的な方略を教えてもらったりとても有意義な時間になった
  • 領域や立場、経験年数の違うCNS同士で話せたことでお互いに学びが深まった
  • 具体的な打開策や実施している戦略を聞くことができ、行動としてどうすべきかのヒントをたくさん得られた

第2回 「看護管理者へのコンサルテーションと支援」

看護管理者へのサイコドラマを用いた管理コンサルテーション場面の動画をみながらのグループディスカッション

  • 先輩、多領域のCNSの方々と意見交換できて、有意義な時間だった。
  • サイコドラマの実践方法も学ぶことができた。
  • 実際の動画を通して、コンサルテーションの具体的な流れについて学べた。
  • 自分だけでは考えられなかったことに気づけた。
  • 管理者がご自分たちで気づき、管理者が目指すことを大切にしながら、自分たちでやっていくことができるように支援する方法がわかった。

第4回 「CNS実践とコラボレーション」

3名の家族支援専門看護師から、「病棟看護師とのコラボレーション」、「病棟師長の立場におけるコラボレーション」、「外来におけるコラボレーション」について、実践事例を交えての話題提供の後、少人数のグループに分かれて情報共有を行った。

  • 他職種や多機関とどのように協働していくか、事例を通して学ぶことができ、勉強になりました。グループディスカッションでは、CNSとして、どのような視点を持って実践や協働していくか(CNSとしての自分と一スタッフとしての自分との棲み分けについてなど)を深めることができました。その都度、リフレクションして実践を振り返っていくことが重要だと学ぶことができました。
  • 組織や役割が異なる3名のかたの情報提供がとても興味深かったです。どの発表も「同じ悩みだなー」「わかる!」と思うことがあり、勉強になりました。
  • 他大学の修了生ですが、このような会に参加させていただき、他のCNSの方と交流することで、自身の活動の参考にさせていただいています。

第5回 「CNSはいかにして役割開発していくのか」 

慢性疾患看護専門看護師からの話題提供後グループに分かれ、役割開発における悩みや課題、
工夫点、大切にしていることなどを話し合った。

  • それぞれの環境でCNSとして活躍されているお話を聞くこと、自分の状況を語ることで、現状を客観的に見るきっかけをいただけたと思う。これまでの活動の中でできていること、できていなかったこと、これから取り組むべきことを整理して考えていきたいと感じた。
  • CNSの認定を受けて間もない時期で、職場にはベテランのCNSも勤務されている中で、自分自身がどのように役割をとっていくことができるのか、漠然と課題を感じながら、何もできていないのではないかと焦りも抱く日々を送っていた。交流会を通して、分野や場所、与えられた役割は異なっていても、皆さんが自身の立場から日々の実践を通して課題を見出し、活動につなげられていることを学び、明日からの力をもらったように感じている。
  • 焦らないように意識していたものの、「CNSになったから」という焦りがあることに気づいた。仲間を増やす、巻き込む、巻き込まれる、名前を覚える、実践を見せる。これらを一つ一つ丁寧に対応していくことが重要だと再認識した。非常に為になる機会だった



     

   図2

                   次年度の交流会でも皆さんとお会いできることを楽しみにお待ちしています
CNSネットワーク