当センターの設置背景・目的
センター設置の背景
世界の都市間競争を制し、グローバル都市をめざす大阪府では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした2025年大阪・関西万博を控え、東京との二極で世界を牽引する「副首都ビジョン」を策定・推進しています。
また、大阪府・大阪市は先進テクノロジーで住民QoL(Quarity of Life)の向上や、国のデジタル政策の先導、公民共同エコシステムの構築などを理念として掲げる「大阪スマートシティ戦略ver2.0」に基づき、アクティブなチャレンジを展開しています。
さらに、大阪府・大阪市では令和4年4月に大阪市域が、大胆な規制改革と合わせ、データ連携基盤を活用して複数分野の先端的データを提供する「スーパーシティ型国家戦略特区」に指定され、スマートシティ分野において大阪は注目を集めています。
センター設置の目的
大阪公立大学は、フルラインナップの研究分野の強みを生かし、高度研究型大学として地域の発展と世界レベルの課題解決に貢献する「知の拠点」となるべく、「イノベーションアカデミー構想」を掲げています。公立大学の強みを活かして、自治体との連携により大阪の都市課題解決に貢献する「都市シンクタンク」機能や研究シーズを活かし企業連携により大阪の産業力強化に取り組む「技術インキュベーション機能」を新たな機能として加えています。
そんな中、アカデミアとして大阪のスマートシティ実装への中心的役割を担い、大阪府内の自治体や民間企業・スタートアップ・NPO・市民・研究機関・他大学など様々な機関等と連携し、スマートシティの実装、ひいては大阪の都市課題の解決を図ることをミッションとして本センターを設置しています。
また、社会課題に対して研究シーズを活用することで課題解決とともに新たな新技術やサービスの開発にも取り組むとともに、アジアをはじめとした海外拠点との連携により研究シーズや大阪の「未来都市モデル」を海外に展開させ、大阪という都市や本学がスマートシティのパイオニアとしての価値を創出することも狙いとしています。