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2023年3月2日

  • イベント

「研究力向上セミナー」を実施しました(2023年2月10日)

【目的】

令和5(2023)年2月10日(金)に、ZOOMを利用した「研究力向上セミナー」を開催しました。本セミナーは、『論文の書き方や英語プレゼンをポイントで学ぶ』をテーマとし、大学院生や学部生が今後英語で論文を書いたり、それを海外の学会で口頭発表する場合に必要なルールや知識を習得することを目的としています。
本セミナーは、次世代研究者挑戦的研究プログラム受給学生向けのコンテンツとして実施しました。

【実施方法】
開催日時:令和5(2023)年2月10日(金) ①13:00~14:30 ②14:45~16:15の2コマ
講師  :小野 義正 先生
対象者 :大阪公立大学、大阪府立大学および大阪市立大学の大学院生、学部生(定員;各コマ80名)
開催方法:ZOOMによるオンライン形式

【内容】
本セミナーは、以下の2コマの構成で実施された。

『1.英語論文の書き方』

自身の研究成果を、英語論文として海外に向けて投稿する際に必要な基礎的知識についての講義があった。内容としては、近年発展が目覚ましい機械翻訳を使った英語論文の作成法とコツや注意点、より英語らしい表現を追求する英語的英文の組み立て方、わかってもらえる英語論文にするためのスタイルや英語表現のルール、日本人英語が通じない理由と対策、英語論文には「起承転結」はダメ、序論・本論・結論の順に一貫して論理的に、など、多くの例を基に英語論文を書く場合の注意点の説明があった。

 

『2.プレゼンテーションの心得』

研究成果を、海外での学会等で英語を用いて発表する場合に、聴衆に十分理解していただくための具体策についての講義があった。内容としては、プレゼンの効果的な構成と表現、序論・本論・結論のしゃべり方、プレゼンの効果的なやり方、スライドデザインの基本や作り方、プレゼンの説得力を増す表現のしかた、聴かせるプレゼンのポイント、ポスター発表の仕方や作り方、ポスターセッションではこんな言い方を、など、その準備から発表後の対応まで詳細な説明があった。

 

本セミナーには昨年同様定員を上回る多数の申し込みがあり、大学院生や学部生にとっては、大変興味深い内容であった。
なお、申し込み者のうち当日視聴出来なかった学生に対しては、後日録画を視聴できるように対応している。

20230210-Skill-Up-Seminar-Poster

写真:ZOOMによるセミナーの様子
(PowerPointの資料を画面共有しながら説明)

20230210-seminar-screen-shot2

*本活動は、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の“次世代研究者挑戦的研究プログラム”の活動の一環として、大阪公立大学が主催しました。