現シス生態学セミナー
大阪公立大学大学院・現代システム科学研究科(なかもずキャンパス)にて開催するセミナーです。群集生態学とその周辺分野を中心にご活躍されている研究者の方をお招きして、講演をしていただきます。
学外からご参加を希望される方、お問い合わせのある方は、門脇までメールにてご連絡ください(メールアドレス:n26683h@omu.ac.jp)。
なお、現地開催のみ、オンラインでのご参加はできません。
中百舌鳥キャンパスへのアクセスはこちら: https://www.omu.ac.jp/sss/kadowaki_lab/access/index.html
第2回 「植物の空間構造は植食者群集をどのように組み立てるのか」(大崎晴菜氏)
日時: 2026年11月24日(火) 16:45-18:00
場所: 大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス A6棟216会議室
スピーカー: 大崎 晴菜さん (名城大学 農学部)
タイトル: 植物の空間構造は植食者群集をどのように組み立てるのか
要旨
植物は均一に分布せず、同種個体が密集する、異種と混在するなど、多様な空間構造を示す。こうした構造は近隣植物との相互作用を変化させ、様々な生態学的な波及効果をもたらす。本講演では、近隣植物間相互作用に伴う葉の化学形質の変化が植食者の採餌行動、ひいては空間分布を決定する仕組みを紹介する。さらに、植物の空間構造が植食者の資源探索能力の進化や他種共存に及ぼす影響について、最新の成果を交えて議論する。
参考文献:
- Intraspecific interaction of host plants leads to concentrated distribution of a specialist herbivore through metabolic alterations in the leaves
- The spatial aggregation of phytophagous insects driven by the evolution of preference for plant chemicals
過去のセミナー
第1回 「生物群集が取りうる複数の状態とその予測可能性」(藤田博昭氏)
日時: 2026年7月21日(火) 16:45-18:00
場所: 大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス A6棟216会議室
スピーカー: 藤田 博昭さん(京大院・生命科学研究科)
タイトル: 生物群集が取りうる複数の状態とその予測可能性
要旨
生物は決して単独で生きているわけではなく、他の生物と相互作用しあい生物群集を形成する。重要なことに、生物群集は一つの状態に定まらず、時に複数の状態に変化し、ヒトにとって望ましい状態になるとは限らない。本発表では、この代替安定状態と呼ばれる現象を紹介するとともに、その予測可能性について述べる。
参考文献: