お知らせ

2026年7月28日

  • 研究・業績

濵野由菜さんらの研究成果が J. Appl. Glycosci. に掲載されました。

ペクチンの複雑な構造を解析する新しい酵素を開発

論文タイトルは"Identification and application of a rhamnogalacturonan galacturonohydrolase from Aspergillus aculeatus for rhamnogalacturonan-I backbone analysis"です。ペクチンの主要成分であるラムノガラクチュロナンI(RG-I)は、植物細胞壁に含まれる複雑な多糖で、その詳細な構造解析は困難でした。本研究では、RG-Iを選択的に分解する新しい酵素を見いだし、組換え酵素として生産することに成功しました。さらに、この酵素を別のRG-I分解酵素と組み合わせることで、RG-Iの主鎖をほぼ完全に分解できることを示し、その基本構造を実験的に裏付けました。本成果は、ペクチンの詳細な構造解析を可能にする新たな手法を提供するとともに、食品やバイオマス利用に向けたペクチン研究の発展に貢献することが期待されます。