お知らせ
2026年8月24日
- 報告
- 博学連携
【開催報告】「全国同時七夕講演会2026」大阪市立科学館で開催しました!
2026年7月25日(土)、大阪市博物館機構との包括連携協定に基づく博学連携事業の一環として、大阪市立科学館において「全国同時七夕講演会2026」を開催しました。
今年度は「アルマ望遠鏡が見つめる 熱くて冷たい宇宙の進化」をテーマに、大阪公立大学大学院理学研究科准教授の村岡和幸先生を講師にお迎えし、電波天文学の最前線についてご講演いただきました。
開会にあたり、大阪公立大学大学院理学研究科教授・南部陽一郎物理学研究所所長の神田展行先生よりご挨拶をいただきました。神田先生は、人の瞳と望遠鏡の仕組みを例に、宇宙観測の原理や電波天文学の魅力、「全国同時七夕講演会」の成り立ちについて紹介されました。
講演前半では、「電波で宇宙を観測するとはどういうことか」をテーマに、可視光と電波の違いや、冷たいガスや分子雲を観測する意義について解説されました。また、世界最高性能の電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」や、電波干渉計の仕組みについても紹介されました。
後半では、アルマ望遠鏡による最新の研究成果をもとに、宇宙初期の銀河形成・進化に関する研究や、130億年以上前の宇宙に存在した銀河の観測について紹介されました。さらに、村岡先生ご自身が取り組まれている銀河群の研究についてもわかりやすく解説いただきました。
前半・後半の講演後には質疑応答が行われ、アルマ望遠鏡がアタカマ砂漠に設置されている理由や宇宙年齢の求め方、星や銀河の進化に関する疑問など、多くの質問が寄せられました。また、研究の目標や電波天文学との出会いについても質問が寄せられ、村岡先生は宇宙の新たな姿や考え方に立ち会うことの魅力を語り、講演を締めくくられました。
会場は満席に近い盛況ぶりとなり、中学生・高校生からシニア世代まで幅広い方々にご参加いただきました。電波天文学が切り拓く宇宙研究の最前線に触れながら、宇宙の成り立ちや進化への理解を深める貴重な機会となりました。








