お知らせ

　2022年11月9日（水）、杉本キャンパス学術情報総合センターにて、大阪府高齢者大学校との共催により連携市民公開講座を開催しました。少しずつ寒くなるこの時期に、改めて自身の身体や生活習慣を見直していただく機会となるように「健やかな生活のために」をテーマに、2つの視点から講座を展開しました。

　前半は、横山久代教授（都市健康・スポーツ研究センター）が、「健康の礎『骨』を強くする ～スポーツ・食によるアプローチ～」のタイトルで、「骨」をテーマに講演しました。骨粗鬆症の要因を分かりやすく解説するとともに、強い骨を維持するために食事や運動からどのようにアプローチしていくのかを説明し、骨の大切さがよく分かる講演となりました。最後には、都市健康・スポーツ研究センターで監修をおこなった大阪市の「いきいき百歳体操」動画を使い、自宅でも簡単に行える体操をご紹介しました。

　後半は、小島明子准教授（生活科学研究科）が「生活習慣病を予防する食生活について」というタイトルで講演しました。普段の生活に取り入れられる、食事や生活の改善方法について説明があり、改めて日常生活を見直すことの大切さを学びました。さまざまな実験データの紹介もあり、研究対象である「ナンキョウ（東南アジアの植物）」の成分には肥満抑止や脳機能改善の効果があることが述べられ、受講生の皆さんが興味津々で質問する姿も見られました。

　それぞれ1時間ずつの講座は、あっという間に講演終了となりました。受講生の皆さんからはもう少し長く聞いてみたかったなどの声があり、健康に関する意識の高まりがうかがえました。

　
【前半】横山先生の講演の様子

　
【後半】小島先生の講演の様子

開催概要

• 開催日時　2022年11月9日（水）13：30 ～ 15：40
• 会　場　　大阪公立大学杉本キャンパス学術情報総合センター10階大会議室
• 講　師　　都市健康・スポーツ研究センター　教授　横山久代
  　　　　　生活科学研究科　准教授　小島明子
• 参加者数　113名
• 主　催　　大阪公立大学地域連携センター・認定NPO法人大阪府高齢者大学校

アンケートより

• いろいろな所で何度も受講していますが、今回の講義はとても分かりやすく参考になりました。
• 骨粗鬆症の要因が理解できました。運動と食事により予防に努める大切さを実践したいと思います。認知症予防に肥満にならないように心掛けたい。節度ある飲酒は継続できないので、意識と行動を変えるよう習慣を変えることに挑戦したいと思います。
• 骨粗鬆症にならぬ様、日々充分気を付けねばと痛感しました。年齢が上がる程、骨の量が減る点、今後共気を配り、生活したいと思います。ありがとうございました。
• ナンキョウの話はとても興味深く、家で試してみようと思いました。