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2023年4月13日
2023年3月5日(日)から3月19日(日)まで、大阪市立難波市民学習センターにてミュージアム連続講座2022「大阪と自然科学」を開催しました。
大阪には、大学や博物館等に優秀な科学者が集まり、国内外の自然科学をリードし発展させてきた歴史があります。本講座では、本学、大阪市立自然史博物館、大阪市立科学館に属する6名の講師が大阪と自然科学にまつわる連続講義を行いました。
<第1回目(3月5日)>
① 「コノドントと放散虫―日本列島の地史を明らかにした微化石―」
大阪市立自然史博物館 学芸員 前川 匠 氏
地層に含まれるコノドントや放散虫などの微化石から地質の形成年代を明らかにした、大阪の研究グループの実績などを紹介しました。
② 「大阪での昆虫学研究」
大阪公立大学大学院 理学研究科 生物学専攻 教授 後藤 慎介
大阪にゆかりのある研究者とその業績の紹介や大都市の夜間の明るさが昆虫に及ぼす影響を検証した最近の実験などについて講義しました。
<第2回目(3月12日)>
① 「アインシュタインと大阪」
大阪市立科学館 学芸員 上羽 貴大 氏
アインシュタインの理論、ブラウン運動の現象をサイエンスショーさながらに再現。ノーベル賞受賞の直後に来日した際の数々のエピソードも紹介されました。
② 「宇宙研究と大阪」
大阪公立大学大学院 理学研究科 物理学専攻 教授 常定 芳基
物理学の歴史や大阪の研究者が宇宙研究に果たした功績について紹介するとともに、専門の宇宙線研究の現在について講義しました。
<第3回目(3月19日)>
① 「人名分布と大阪」
大阪公立大学大学院 理学研究科 物理学専攻 准教授 水口 毅
数理的な法則で日本人の人名分布を分析した研究から地域ごとの、とりわけ大阪の特徴に迫った講義でした。
② 「大阪大学理学部と大阪市立大学理工学部の創設」
大阪市立科学館 館長 斎藤 吉彦 氏
日本一の工業都市であった「大大阪」に科学館や大学の前身が生まれた経緯を歴史的で貴重な写真を紹介しながら講義しました。
昆虫の生きざまが人間の作った環境により変化していて(中略)もっと深く生物講義を聴取したいと思わせられるほどの講座でした。
即興実験はすばらしい。ありがとうございました。
受験のための勉強ではなく興味ある分野について学びなおそうかと思えるセミナーでした。
学問の創成期の人の流れや考え方がよく分かりました。
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