西成情報アーカイブとは

 西成特区構想のもとに、西成区のイメージアップに加え、地域と大学の連携のネットワークやスペースを利用することで、大学としても教育の効果を高め、社会に貢献する研究成果をあげていくような、大学の地域貢献、及び地域の地(知)の拠点形成を図ることを目的としています。

 西成地域に現存する歴史的価値・学術的価値のある資料を収集・整理・公開することにより、歴史の正確な理解と地域力の醸成、地域福祉、社会福祉研修・情報の提供につなげることを第一の目的としています。西成区と本学がこの事業の推進に関して連携し、地域資料/史料のアーカイブ化を進める事業を根幹にすえています。未発見、未発掘の資料、データの収集も含めて、地域で日の目をみていない、あるいは注目されていない状況を改善します。そして本事業が拠点となり、将来的には地域に点在しつつ連携するネットワーク型のコミュニティ・アーカイブ構想の試行事業です。

 加えて地域と大学の連携のネットワーク化を進め、作業スペースを利活用、促進し、研修やスタディーツアなどの企画を通じて、地域をより具体的に知る場を提供します。大学としても教育の効果を高め、社会に還元する研究成果をあげていくような、大学の地域貢献、及び地域の地(知)の拠点形成を図ることも企図しています。

 事業内容としては、既存で価値のある、「塩崎おとぎ紙芝居博物館」所蔵紙芝居資料の整理、目録作成、デジタルアーカイブ化を進め、西成区住民あるいは関係団体所蔵の資料、写真、映像についての収集作業を行います。この作業には、就労体験を含む、生きがいづくり、仕事づくりにつながる企画との連動も組み込んでいます。

 また、すでに所蔵しているアーカイブの展示企画と実際の展示、事業実施場所を拠点とするスタディーツアや研究の企画及び、実践、西成区や大学関係の行事や授業、演習に関わる研修スペースの管理運営、そしてこうした事業内容に関わる情報や企画に関するweb公開のための設計および更新などが事業内容となっています。

 また、次世代支援という観点で、小学生を対象にした地域の歴史を学修する冊子づくりも進めていきます。

 西成区との連携協定

 

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