グループ(教員)紹介

環境計測科学  量子線材料科学  量子線化学生物

 量子ナノ材料科学  放射線安全管理学

当専攻は5つの分野からなる組織で構成されています。
各分野内では教員単位のグループ研究を実施しています。詳しい研究内容はグループHPもしくは教員個人リンクをご覧ください。

環境計測科学

宮丸 広幸 [教授]
Prof. H. Miyamaru

01環境計測科学本グループでは、”放射線を測る”、”放射線で調べる”をキーワードとして先進的な放射線検出器の開発や、環境科学の研究を行っています。
たとえば、最先端のがん治療法であるホウ素中性子捕捉療法のための新しい中性子検出器の開発や放射化分析法によるPM2.5などの大気エアロゾルの分析を行っています。放射線の実験とシミュレーション計算を組み合わせた研究が特色です。

量子線材料科学

梅澤 憲司 [教授]
Prof. K. Umezawa
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堀 史説 [准教授]
Assoc. Prof. F. Hori
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小嶋 崇夫 [助教]
Assis. Prof. T. Kojima

QBMS-1当グループは大きく3つの視点(評価、改質、創成)から量子線を用いた材料研究に取組んでいます。
梅澤:超高真空中で固体表面トップの原子の研究を行っています。回路、制御ソフトを自作します。世界最初の絶縁体表面原子観察装置(空間分解能0.1Å以下)を創りました。第1種放射線取扱主任者。弁理士試験指導可。
堀:様々な量子線を利用した金属や半導体の原子レベル制御による機能材料開発(ナノ触媒、光磁気デバイス、水素貯蔵、高強度材など)をはじめ宇宙や放射線環境での劣化現象(腐食や脆化)解明の実験と計算に加え、陽電子ビーム装置開発など幅広い材料研究に取組んでいます。

量子線化学生物学

古田 雅一 [教授]
Prof. M. Furuta
田中 良晴 [准教授]
Assoc. Prof. Y. Tanaka
清田 俊治 [助教]
Assis. Prof.  T. Kiyoda

organization03食品や医療用具の殺滅菌の対象となる細菌芽胞の放射線殺菌のメカニズムや損傷菌の出現について熱や大気圧プラズマ,超音波、抗菌剤と比較しながら効率の良い複合殺菌法の開発を目指しています。さらに放射線殺菌された食品の安全性評価をはじめ、DNA損傷を指標とした放射線照射食品の検知法の開発を行っています。さらに環境汚染物質の分解、環境水の殺菌、水中の重金属除去能を有する微生物育種などの研究も行っています。さらにバイオディーゼル燃料の原料となるバイオマスに対する放射線照射による特性改善を目指した研究も行っています。最近、高線量ばかりでなく低線量放射線の悪影響も問題になっているため、低線量ガンマ線のヒト培養細胞の活性への影響およびショウジョウバエの遺伝子への影響も研究しています。

量子ナノ材料科学

川又 修一 [教授]
Prof. S. Kawamata 
津久井 茂樹 [准教授]
Assoc. Prof. S. Tsukui 

organization04本研究室では、川又教授が超伝導体を用いた量子コンピュータの基礎技術を目指した新規物性の探索、化合物半導体を用いた赤外線発光素子・受光素子の基礎物性解明と応用を研究、津久井准教授が燃料電池や熱電変換材料、水素吸蔵合金などの、次世代エネルギーシステムの基礎技術の確立と応用を目指した研究を実施しています。
全国の大学でも有数のレベルと規模を有するクリーンルームを活用して、微細加工および物質材料開発を行なっています。

放射線安全管理学

松浦 寛人 [教授]
Prof. H. Matsuura 
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秋吉 優史 [准教授]
Assoc. Prof. Y. Akiyoshi 

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朝田 良子 [助教]
Assis. Prof.  R. Asada

organization05放射線安全管理学は放射線源や加速器を対象とした安全システムの構築のみならず、環境計測、安全教育等多岐にわたっています。本研究室でもクルックス管からの低エネルギーX線の評価と学校教育現場に於ける安全管理体制の確立、ペルチェ冷却式高性能霧箱の開発などの放射線教育コンテンツの開発、核融合炉ダイバータ周辺プラズマの評価と熱流束評価、微小試料による熱拡散率測定技術を用いたダイバータ材料の熱拡散率評価、大気圧プラズマによる有害化学物質分解、宇宙太陽電池への放射線照射損傷評価、革新的陽電子消滅寿命測定法の開発、原子炉・核融合炉材料への照射損傷評価、高線量率で使用出来る線量計の開発と照射影響評価、などなど、極めて多岐にわたる研究分野に於いて、世界をリードする研究を行っています。