設置目的と経緯
設立経緯
平成17年夏、大阪府における関係機関(大阪府商工労働部、大阪府立大学、大阪府立産業技術総合研究所、東北大学金属材料研究所)が協議し、「大阪都市圏金属材料・加工産業クラスター懇話会(会長:馬越佑吉 大阪大学 元副学長、独立行政法人 物質・材料研究機構 元理事)」が大阪府の主導で発足しました。そこでは、大阪府の金属材料を中心とした産業界の牽引力となる協力関係の一般的在り方に関する意見交換が平成17年秋~冬にかけて行われました。この懇話会の提言により、これからの大阪府内金属産業界への広範囲な支援研究や共同研究を推進するため、平成18年2月に大阪府立大学に金属系新素材研究センターが設置されました。また同月、東北大学金属材料研究所附属研究施設大阪センターが生まれ、大阪府立大学に拠点が置かれました。
設置目的
大阪公立大学工学研究科金属系新素材研究センターの設立目的として、国内トップレベルにある研究機関との学学連携あるいは産学官連携共同研究を行い、わが国の金属材料・加工産業を支える金属系「ものづくり」の拠点(COE)をめざしています。また、産学官連携を通じて地域企業の新材料製造の支援や加工技術の指導を行い、合わせて将来の「ものづくり」を担う若手研究者や高度技術者の養成を行うことを掲げています。金属系新素材研究センターは大阪公立大学工学研究科物質化学生命系専攻マテリアル工学分野の組織と教員を中心に運営がなされています。