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2025年6月17日

工学研究科の小川 秦一郎助教らによる航空機用バイオ燃料(SAF)に関する研究成果が、大阪ヘルスケアパビリオン展示出展ゾーン『リボーンチャレンジ』にて展示

610日(火)~16日(月)までの間、大阪ヘルスケアパビリオン展示出展ゾーン『リボーンチャレンジ』にて、大阪シティ信用金庫による展示企画「未来の生活スタイル 〜スマートルーム〜』が実施され、工学研究科の小川 秦一郎助教、現代システム科学研究科の前田 泰昭客員教授、Huynh Phuong Uyen Nguyen客員研究員らと株式会社万立による航空機用バイオ燃料に関する研究成果を展示しました。

本企画展示は、SDGsが達成された未来に実装される可能性のある商品・サービスの展示を通して、来場者が「未来の生活スタイル」を想像し、体感できる空間の提供を目的としており、38社の中小企業やスタートアップ企業による先進的な技術・製品・サービスが展示されました。

本学と株式会社万立は、2023年よりココナッツを原料とした持続可能な航空機燃料(SAFSustainable Aviation Fuel)の共同研究開発を実施しています。SAFは、廃食油や植物油、都市ごみなどを原料として製造される環境負荷の少ない航空燃料のことで、従来の化石燃料由来のジェット燃料と比べて、二酸化炭素排出量の大幅削減に貢献することが期待されています。

展示では、ココナッツ油から航空機用バイオ燃料が製造されるまでのプロセスや、小型ジェットエンジンを用いた燃焼試験の映像、研究内容に関する前田客員教授へのインタビュー動画が紹介されました。本学と株式会社万立は今後も、ココナッツ油由来のSAFの実用化・商用化を目指し、さらなる共同研究開発を進めていきます。

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ブースでの展示内容

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左より小川助教、Nguyen客員研究員、前田客員教授

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前田客員教授のインタビュー動画

関連情報

大阪公立大学大学院工学研究科航空宇宙推進グループ 森・小川研究室Webサイト

問い合わせ先

広報課
TEL:06-6967-1834