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2025年7月2日
ルーマニア・ナショナルデーに合わせて開催された「The Romania-Japan Business Forum2025」に、国際基幹教育研究院の中井 靖子特任講師と獣医学研究科の大学院生が参加
2025年6月26日(木)、大阪・関西万博の公式行事「ルーマニア・ナショナルデー」が開催され、その関連イベントの一つとして行われた「The Romania-Japan Business Forum 2025」に、国際基幹教育研究院 国際教育センターの中井 靖子特任講師と、獣医学研究科博士課程2年のアントネ・アレクサンドル・イオアンさんが出席しました。
アレクサンドルさんは、ルーマニアからの留学生として2024年に来日し、現在は獣医学研究科にて、遺伝子改変ラットモデルを用いて、水頭症の基礎的な病理学的メカニズムを研究しています。また、日本語学習にも自律的に取り組んでおり、2024年11月4日(月・祝)に本学で開催された留学生日本語弁論大会では、「価値を持ち帰りましょう -ルーマニア社会の改善」をテーマにスピーチを行い、奨励賞を受賞しました。
本フォーラムへの参加について、「私にとって非常に興味深いものであり、新聞やテレビでしか見たことのなかった重要な来賓の方々にお会いできたことは大変光栄だった。ルーマニアの人々にとって、日本は長い間、地理的にも心理的にも遠い存在であり、留学先として考慮されることはほとんどなかった。ルーマニアの万博への参加をきっかけに、日本の人々にとってルーマニアがより身近な国として認識され、両国の絆がさらに深まることを願っている」と語ってくれました。
日本とルーマニアは2023年に戦略的パートナーシップを締結しています。本フォーラムは、両国関係のさらなる発展を目的に開催され、ルーマニア上院議長のミルチャ・アブルデアン氏より、「この重要なフォーラムが大阪・関西万博で開催されることは、両国の特別な友好関係を改めて強く示すものだ。本フォーラムが両国企業の友好関係を築く契機となることを願っている」と挨拶がありました。また、2018年にノーベル物理学賞を受賞し、ルーマニアの「極限レーザー核物理研究所(ELI-NP)」の構想を主導したジェラール・ムル博士から寄せられたビデオメッセージも上映されました。
会場には、日本とルーマニアのビジネスパーソン、政府関係者、専門家などが集い、今後十数年を見据えた連携の可能性について活発な意見交換が行われました。
中井特任講師とアレクサンドルさん
会場の様子
ミルチャ・アブルデアン上院議長
講演の様子
ジェラール・ムル博士のビデオメッセージ
インタビューに答えるアレクサンドルさん
問い合わせ先
広報課
TEL:06-6967-1834