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2025年7月1日

生活科学研究科の中西 亜紀特任教授が企画委員長を務めた厚労省出展企画「新しい認知症観を未来へ!」が、「HEALTH DESIGN 輝き、生きる。」で展示

2025621日(土)~629日(日)の期間、EXPOメッセ「WASSE」にて開催された健康・医療・ヘルスケアをテーマとする展示・体験型イベント「HEALTH DESIGN 輝き、生きる。Live Brighter」において、生活科学研究科の中西 亜紀 特任教授が企画委員長を務めた、厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課の出展企画「『新しい認知症観』を未来へ!」が展示されました。

急速な高齢化の進展に伴い、我が国の認知症の人の数は増加しています。2022年の認知症の高齢者数は約443万人、軽度認知障害(MCI)の高齢者数は約559万人と推計され、高齢者の約3.6人に1人が認知症またはその予備群といえる状況にあります。そうした状況の中で、202411日に「認知症基本法(共生社会の実現を推進するための認知症基本法)」が施行されました。この法律では、認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会の実現を推進することが明記されています。

本展示では、認知症にまつわる出来事・歴史を振り返りつつ、VRで認知症の世界を体感する機会を通じて、認知症への正しい理解の醸成を図るとともに、高齢化先進国である我が国の認知症施策について国際社会への発信を行いました。来場者に向けて、認知症になっても希望を持って生きることができるという「新しい認知症観」に基づく、認知症に関する正しい知識や、認知症の人に関する正しい理解を深めてもらう取組を行いました。

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問い合わせ先

広報課
TEL:06-6967-1834