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2026年8月25日
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顧客価値共創プログラムから起業へ、「電車×かわいい」で鉄道の新たな魅力を発信/門脇 真歩さん(医学部リハビリテーション学科)
幼い頃から好きだった鉄道への思いを原点に、KANDO株式会社、MUIC Kansai主催「顧客価値共創プログラム(CVCC)」※への参加をきっかけとして、女性向け鉄道ブランド「株式会社Cuterain(キュートレイン)」を設立した門脇 真歩さん。プログラムに参加した経緯、そこで得た学び、自らのアイデアを社会へ届ける実践について語っていただきました。
※以下、CVCC

PROFILE
門脇 真歩(かどわき まほ)
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医学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻4年生
2023年4月 大阪公立大学 医学部 リハビリテーション学科 入学
2026年7月1日 株式会社Cuterain 設立
※所属は取材当時
CVCCに参加したきっかけを教えてください。
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大学から届いたメールでCVCCの募集を知ったことがきっかけです。
当時は起業に興味があったわけではなく、その時のテーマだった「旅をワクワク・面白くする商品・サービスを考える」に惹かれました。募集チラシに、「旅を面白くする商品やサービスを関西の電鉄会社へ提案し、社会実装を目指そう!」とあって、もともと電車が好きだったので、「これは面白そうだな」と思い、2年生の秋に応募しました。
参加者には大学院生や社会人経験のある方、年齢の離れた方もいました。普段の授業ではなかなか接する機会のない方々と議論できたことも大きな刺激になりました。顧客価値共創プログラム(CVCC)とは
本学高度人材育成推進センターが募集する、企業のリアルな事業成長課題の解決に挑戦する全8回のプログラム。実務経験豊富な実務家講師が伴走し、AIを併用しながら価値創造の頭の使い方を経験。学部・学年を問わず、企業との価値創造に関心のある学生が対象。
プログラムを通じて、どのような学びや刺激を得ましたか。
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最初はグループでアイデアを考えるものだと思っていたのですが、実際は参加者それぞれが自分の経験や興味を出発点に企画を考えていくスタイルでした。高橋先生(KANDO株式会社 代表取締役 高橋 輝行氏)とのミーティングを重ねながらブラッシュアップしていき、最終的にはJRや南海電鉄などの企業の方々に向けて発表を行いました。
他の参加者がプレゼンをしている様子を見ることもできたので、「こんな考え方があるのか」「こういう伝え方ができるのか」と学ぶことがたくさんありました。
特に印象的だったのは、参加者の皆さんの行動力です。実際に現地へ足を運んで聞き取り調査を行う方もいて、「私ももっと頑張らなければ」と刺激を受けました。
特に印象に残っているのは「価値の創り方」を学べたことです。プログラムを通じて、自分の好きなことや原体験、心の奥にある思いを掘り下げ、それらと向き合い続けることが価値創造につながるのだと実感しました。
アイデアを考える過程では、1週間かけて練り上げた案が白紙になることも何度もありました。そのたびに試行錯誤を重ね、新しい価値を生み出すために考え続けることの大切さを学びました。CVCCを通じて、「考えて、考えて、考え抜く」ことの面白さと楽しさを知ることができたことは、私にとって大きな財産になっています。

CVCCでの学びが、アイデアの『社会実装』につながった背景を教えてください。
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プログラムの最終回に企業に向けて発表をした後に先生から「社会実装に向けて続けてみないか」と声をかけていただきました。そこからは毎週末、高橋先生とミーティングを重ねながら、事業化に向けて取り組みました。学生一人では分からないことばかりでしたが、先生や先生に紹介していただいた企業の方と相談しながら、一歩ずつ形にしていくことができました。
もともと起業を目指していたわけではありませんでしたが、自分のアイデアを社会に届けたいという思いが強くなり、株式会社Cuterainの設立につながりました。現在の活動につながるアイデアは、どのように生まれたのでしょうか。
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電車好きな自分の「一緒に旅を楽しめる女友達が少ない」という身近な悩みが出発点でした。「女性に電車の魅力をかわいく届けたい」という軸を大切に、CVCCで学んだ「原体験から課題を見つける」アプローチを実践しました。商品化にあたっては、友人にも協力してもらいながら試作を重ねました。「かわいさ」と「電車らしさ」の両立に苦戦しましたが、ショップの方からも助言をいただき、昔の切符をモチーフにした『思い出きっぷ』というキーホルダーを考案しました。JR新大阪駅の店舗で取り扱っていただき、追加発注になるほど多くの方に手に取っていただけたときは、自分のアイデアの価値が社会に伝わったことを実感でき、本当に嬉しかったです。


ご当地切符キーホルダー『思い出きっぷ』

新大阪の店舗にて
今後挑戦したいことはありますか。
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今後はグッズにとどまらず、「かわいい×電車」を切り口に女性が電車旅を楽しめる企画やコミュニティづくりに挑戦したいです。特に地方には魅力的な電車が多く、そうしたローカル線の存続や魅力発信にも力になれたらと思っています。鉄道会社と一緒に、新しい視点で鉄道の魅力を届けていきたいです。「女子に電車の魅力をかわいく届けたい」という原点の思いをぶれずに持ち続け、自分にできるアプローチを模索していきます。
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本学のリハビリテーション学科を選んだ理由と大学生活について教えてください。
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私は理学療法学を学ぶために大阪公立大学へ入学しました。きっかけは高校生の頃に東京パラリンピックで車いすバスケットボールを観戦したことです。すごく迫力があって面白くて。友達にも面白いよって薦めたんですが、あまり興味を持ってもらえなかったんです。こんなに面白いのに、広まらないのはどうしてだろうと思ったのがきっかけで、そこから車いすバスケに関わる仕事がしたいなと思って、そのために障がいの特性や障がい者スポーツについて学びたくて大阪公立大学のリハビリテーション学科を選びました。大学入学後は、学業と並行して社会人の車いすバスケットボールチーム「伊丹スーパーフェニックス」でマネージャーとして活動しており、広報活動や遠征のサポートなどを担当しています。
大学での学びは、卒業後にどのように生かせるでしょうか。
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大学で学んだ知識は、卒業後もさまざまな場面で必ず生かせると思っています。高齢者や障がいのある方にとって利用しやすい環境づくりなど、リハビリテーション学科で学んだ視点を今後の仕事に取り入れていきたいです。
車いすバスケットチームのマネージャーは卒業後も続ける予定で、リハビリの知識を持っているマネージャーとしてチームに貢献していきたいです。これまでの挑戦には、「自分の好きなものの魅力をもっと多くの人に伝えたい」という共通した思いがあります。大学での学びに加え、CVCCや車いすバスケットボールチームでの活動を通して、自分の将来や可能性を大きく広げることができました。今後も仕事やスポーツ活動などさまざまな場面で学びを生かしていきたいです。最後に、大阪公立大学を目指す高校生や、後輩たちにメッセージをお願いします。
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大阪公立大学には、自分の専門分野以外にも挑戦できる機会がたくさんあります。 私自身、CVCCに参加したことで、自分の好きなことを事業として形にする経験ができましたし、自分の進みたい道を見つけることができました。 興味があることがあれば、まずは一歩踏み出してみてください。自分から挑戦してみることで、新しい出会いや可能性がきっと広がっていくと思います。ぜひ積極的に行動してほしいと思います。
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