英文教室

英米言語文化コースとは

英米文化、イギリス文学、アメリカ文学、および英語学を研究対象としています。本コースでは、専攻生が、これら4つの分野を対象とする学問的研究に必須な基本的知識を修得するとともに、実質的に「世界共通語」として機能している英語そのものの高度な運用能力を身につけることを目的とした教育・指導も行っています。

英米言語文化コースの学び

2回生では英米文化・英米文学・英語学の全体像を把握するために概論を中心に受講し、3回生ではそうした知識をもとに演習によって英語読解力を磨いてください。4回生になると卒業論文作成が最大の課題です。過去2年間で培った英語力と論理的思考力を駆使して自分自身満足できるものを執筆してください。同時に、全学共通教育科目でAE科目としてTOEIC、TOEFL、Presentation等が提供されています。それらの科目を受講して英語の実践能力を高め、大学の交換留学制度や語学研修制度を利用して積極的に英米を始めとする英語圏で実体験を積み、将来、世界で活躍する人間になってください。

メッセージ

自分にあった分野の選択や卒業論文のテーマについては、専門科目の履修や研究を進める過程において自ずと明らかになるでしょうが、これについては、教員が個々に相談と指導に当たります。オフィス・アワーを設けていますので、いつでも研究室を訪ねてください。

教員スタッフ

豊田 純一 認知言語学と歴史言語学と文化人類学を中心に、言語変化における認知・社会的要因、人々の世界観の移り変わりが言語の変化を通してどのようにみられるかなどを研究しています。
髙橋 愛 ハーマン・メルヴィルの作品を中心に19世紀のアメリカ小説の研究をしています。ジェンダーやセクシュアリティをめぐる当時の通念が文学作品にどう反映されているかという点に特に関心を持っています。
田中 孝信 18世紀から現代に至るイギリス小説に見られる階級・ジェンダー・人種といった「他者」を巡る問題を研究しています。それとの関連で、文学テクストと大衆メディアとの関係も研究対象としています。
内丸 公平 シェイクスピアを中心としたルネサンス演劇、およびシェイクスピア作品のアダプテーション研究をしています。また、日本の英語英文学教育史の研究にも取り組んでいます。
Jean Lin

専門は美学・芸術学。芸術や日常の経験をめぐる様々な文化現象や社会問題を哲学的に分析しています。

著書:帰属の美学─板前の国籍は寿司の味を変えるか(春風社, 2024年), 302頁