One Healthで考える医師-獣医師連携AMR感染教育プロジェクト

はじめに

薬剤耐性菌(AMR)感染症は世界的な問題であり、将来的にはCOVID-19よりも深刻な脅威となる可能性がある疾患です。 AMR感染症はヒトだけではなく、動物や環境でも共通の感染症が多く、すべての領域で対をする必要があります。つまりは”One Health”としてのAMR感染症対策がこれから必要となると考えています。AMR対策アクションプランや福岡宣言において医師と獣医師の達成目標が掲げられ、相互協力が重要視されました。しかしながら、現状での相互協力は不十分な状況です。

 このプロジェクトでは、大阪公立大学を中心に医師と獣医師の間での知識共有や協力体制の構築を図り、AMR感染症に対する教育を推進することを目的としています。  具体的には、医療関係者と獣医関係者と協力し研修会・ワークショップを開催し、AMR教育を行うことを目標としています。  また大阪公立大学だけではなく、他大学や他施設の方々からもできるだけ参加できるようにさせていただきます。遠方で直接来られない方でもZoomやYouTubeなどの媒体を用いAMR教育を広げていきます。

 地域全体での”One Health”に基づいたAMR対策教育のモデルケースとなることを目指し、大阪から全国へ広げて行きたいと思っています。

本研究は下記の研究助成金を得て、実施しています。

ファイザー <公募型>医学教育プロジェクト
ナレッジ・ギャップ 医学的・科学的な専門知識の差を埋めるプロジェクト
“One Health”時代における医−獣医連携のAMR感染症教育の実施とその効果
(Physician and Veterinarian Collaborative Antimicrobial Resistance Education in the Era of "One Health”)

開催計画

2024年 4月以降 講演会の公募を開始予定

2024年 10月および12月に講演会開催予定

(以下適宜更新していきます)

スタッフ

氏名 専門・役職
医学研究科 掛屋 弘 臨床感染制御学・教授
覺野 重毅 臨床感染制御学・大学院生
金子 幸弘 細菌学・教授
医学部付属病院 仁木 誠 感染制御部・副主幹
藤田 明子 感染制御部・主査
獣医学研究科 山﨑 伸二 獣医国際防疫学・教授
秋吉 秀保 獣医外科学・教授・獣医臨床センター長
山岸 則夫 大動物臨床医学・教授
安木 真世 獣医公衆衛生学・教授
石川 慎吾 大動物臨床医学・准教授

参加登録

2024年4月以降に公募開始します。
しばらくお待ちください。

アーカイブ

準備中

問い合わせ

大阪公立大学大学院 医学研究科
臨床感染制御学

掛屋 弘

電話:06-6645-3784

メール:kakeya ● omu.ac.jp
メールアドレスの「●」の部分を@に書き換えて送信をお願いします。