大学におけるワーク・ライフ・バランス研究会

当研究会は、2017年度科研費基盤研究(C)一般「大学における男性研究者の子育て支援ニーズの調査研究:女性支援からジェンダー平等へ」の調査研究のベースとして立ち上げたものです。

事務局は巽真理子(大阪府立大学)が担い、参加メンバーは大学の男女共同参画推進コーディネーター有志で構成しています。
当研究会では、各大学で実施している支援策および支援ニーズ調査などについての情報交換や、本調査の実施協力・意見交換などを行っていきます。

ワーク・ライフ・バランス研究会 説明図

<概要>

本研究では、社会の指導的地位にある研究者のうち、子育て期の若手男性研究者に注目し、その子育て支援ニーズと職場/家庭のジェンダー規範との関連を考察する。これにより、大学におけるジェンダー規範改革という視点から、男性研究者への子育て支援の課題を明らかにする。そして、「自律した、ケア役割を担わない男性」を標準とする近代社会を脱構築することを目指す。

これまで、大学の子育て支援の主な対象は女性研究者であったが、若手人材育成の点からも、女性研究者支援をさらに進めるためにも、男性研究者の子育て支援ニーズに焦点を当てることは重要である。そこで本研究では、大学教職員の子育て支援ニーズを量的・質的に調査・分析することによって、男性研究者の子育て支援ニーズとジェンダー規範との関連を明らかにする。

活動

2023年3月
成果報告書として『大学研究者へのワーク・ライフ・バランス支援―女性支援からケア支援へ』を出版しました。
 https://www.amazon.co.jp/dp/4909933484#SalesRank
2019年12月21日
女性研究者支援のための担当者自主学習会を開催しました。
対象 全国の大学、研究機関の男女共同参画推進担当者
場所 CIC キャンパス・イノベーションセンター東京
内容 「大学経費で続けられる、女性研究者支援の実践 ~つながり紡ぐ支援の輪~」
  • 話題提供:グッドプラクティス紹介
  • ランチ交流
  • グループディスカッション
  • まとめと振り返り
2018年2月8日
女性研究者支援のための担当者自主学習会を開催しました。
対象 全国の大学、研究機関の男女共同参画推進担当者
場所 大阪大学総合図書館(豊中キャンパス) 図書館ホール(6階)
内容
  • 話題提供① 文科省の女性研究者支援政策(巽真理子・大阪府立大学)
  • 話題提供② グッドプラクティス紹介
  • グループディスカッション
  • まとめと振り返り
2018年3月2日
「女性研究者支援のための担当者自主学習会」
対象 全国の大学、研究機関の男女共同参画推進担当者
場所 東京(TKP神田ビジネスセンターANNEX)
内容
  • ミニレクチャー(江原由美子教授・横浜国立大学)
  • グループディスカッション
  • 大学教職員ワークライフバランス調査の紹介(巽真理子・大阪府立大学)