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スクールソーシャルワーク事業とは

スクールソーシャルワーク事業とは、2008年より文部科学省が「スクールソーシャルワーカー(SSW)活用事業」を調査研究事業と位置付け、国庫委託事業 として開始し、全国的に事業化したものです。文部科学省発表(2008)によると、ほとんどの都道府県で実施されました。こうした全国的なソーシャルワー ク(SSW)導入に至るまでには、いくつかの自治体の先駆的な取り組みがあります。

大阪公立大学の取り組み

その中でも、2005年より大阪府はSSW事業として展開しており、大阪府立大学(現大阪公立大学)は協働して取り組んできました。
そこで、大阪府立大学では、2009年度から全国の中でも先駆けてSSW養成課程を設置しています。必要な人材の確保のあり方について検討を行い、社会福 祉の専門性と教育現場での実践力を兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。また、大阪府立大学(現大阪公立大学)は社会人の科目履修を認めています。

大阪公立大学の研究活動

研究活動としては、2007年の「スクールソーシャルワーク研究会」(11人のメンバー)を立ち上げ、2008 年より「学校コラボレーション研究会」とし、成果を報告し続けています。また、これらの取り組みを継続し、新たに採用された大阪府立大学キーパーソンプロ ジェクト※の一環として「高度スクールソーシャルワーカー養成」および関連研究の成果や情報を発信しています。SSWの全国的な広がりに貢献するとともに、 その成果指標に関するエビデンス・ベースド・スクールソーシャルワーク研究を行い、効果的モデルの開発、蓄積、評価をもたらす組織化を目指しています。

※キーパーソンプロジェクトとは、2012年度から、大阪府立大学(現大阪公立大学)が学内研究の一層の強化を図る一環としてスタートさせたプロジェクトです。山野則子教授もその一人として任命され、研究の推進および大阪府立大学における様々な取り組みに寄与しています。取り組み名称は「エビデンス・ベースド・スクールソーシャルワーク研究~効果的モデルの開発、蓄積、評価をもたらす組織化~」(2012年8月~2014年3月)となっています。

スクールソーシャルワーク評価支援研究所とは

キーパーソンプロジェクトのあとJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)から支援いただき、今までの研究を実際にスクールソーシャルプログラム(研究代表山野則子)を社会に還元していくために、政府や全国の研究者、実践家とチームを組んで、展開しています。

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