学生サポートスタッフについて

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■学生サポートスタッフとは?

障がい等のある学生の修学面でのサポートを学生サポートスタッフ(以下、学生SS)が行っています。

学生サポートスタッフ(以下「学生 SS」)とは、アクセシビリティセンター(以下「AC」)からの要請に基づき、センターが必要と認めるサポート活動に従事していただく学生スタッフのことです。なお活動には謝金が支払われます。

■サポート活動の時間帯と場所

学生 SS によるサポート活動は、原則、学内かつ正課の授業時間内です。ただし AC の裁量により、学外実習先や授業時間外でのサポートや遠隔(授業開講教室以外)での情報保障活動を依頼することがあります。

■サポート活動を受ける対象者(以下「ユーザー学生」)

AC に本人よりサポート利用の申請があり、支援内容について本学の全学的な「障がいのある学生の修学上の合理的配慮検討会議」において合理的配慮の提供の承認を得られたものです。

■サポート活動内容

〇ノートテイク支援

主に聴覚に障がいのある方に向けて、支援者が授業の音声情報を視覚情報(文字や図)に通訳して伝える支援です。本学においては、紙とペンで行う手書きノートテイクまたはパソコンノートテイクを提供しています。

テイク様子

〇ポイントテイク(代筆)支援

主にノートをとることが困難なプリントディスアビリティ(視覚障害、発達障害等による視機能障害、失語症、肢体不自由等でページめくりが難しい場合など、印刷物を読むことへの困難がある状態)のある学生に対して、学生本人の口述に基づき、学生 SS が板書や講義の要点をノートに代筆する支援です。学生 SS は教員がテキストや資料を読み上げる時に、読んでいる箇所を指し示したり、紙をめくったりするなどの支援も行います。 

〇移動介助支援

主に肢体不自由のある方に対して、学生 SS が移動を介助する支援です。支援には、荷物持ちや傘差しなどの補助的サポートも含まれます。基本的には大学キャンパス内における教室移動を目的としており、通学支援ではありません。

〇テープ起こし(文字起こし)支援

講義で使用される映像資料や動画の音声をテキストデータ化する支援です。教員が AC に映像資料を提供し、AC から学生 SS にテープ起こし依頼を行います。テープ起こしによって完成したテキストデータは、ユーザー学生の希望に応じてプリント印刷、もしくはパソコン画面に表示する方法で提供します。

〇コミュニケーションサポート

主にディスカッション等が中心の授業形式の場合に、周囲の学生や教員とのコミュニケーション補助や場面に応じた説明・声かけ等を行う支援です。

〇その他

障がい学生支援などに関連した、AC が随時必要と判断して行う活動です。

(例:バリアフリーマップ作成、学内の点字貼付など)

点字貼付様子

自動販売機への点字貼付

■登録から活動まで

学生SS募集(フロー)

①事務説明会に参加いただきます。

 登録希望の学生に対し、随時、説明会を行っています。

②登録に必要な書類をご提出いただきます。

③支援ニーズのある授業とのマッチングの上、学生SSに活動依頼をします。