ゼ ミ

当研究グループでは、「研究ゼミ」と「英語ゼミ」の2つゼミをそれぞれ週1回のペースで開催しています。ゼミには当研究グループに所属する教員および学生の全員が参加し、発表担当となった学生が発表を行い、教員・学生問わず、全員参加型での議論を通じて相互理解と研究グループとしてのレベル向上を図っています。 いずれのゼミも随時参加を受け付けていますので、当研究グループに関心のある学生、あるいは(特に3回生で)研究グループ分属に迷っている学生は、気軽に参加してみて下さい。  

研究ゼミ

研究を行っている学生(大学院生、4回生)が輪番で発表担当となり、発表者は自分の行っている研究の進捗状況(経過報告)や、活動スケジュール、自分の研究に関連する既往研究のレビューなどについてプレゼンテーションを行います。

発表者には、単に発表すべき内容に関する情報を伝えるだけではなく、「聞き手にとって、よりわかりやすいプレゼンテーションとなるように最大限配慮すること」も課題として、話し方やスライドの構成にまで注意を払ってもらい、研究活動のみならず、プレゼンテーション能力向上の指導にも務めています。 研究ゼミでの議論は、妥協を許さず徹底的に行います。

発表頻度は1ヵ月に1度程度で、発表内容についてはその場しのぎのごまかし等は一切ききません。このため、日頃から計画的に準備を行っておかないと、いざ順番が回ってきた時には大変なことになりますので、当研究グループに所属しようとする学生には十分な心構えが求められます。また、発表者には論文作成のトレーニングも兼ねて、事前にレジュメも用意してもらいます。  

英語ゼミ

水文学(Hydrology)や土壌物理学(Soil Physics)、灌漑排水学(Irrigation and drainage)など、水環境に関する専門知識について英語で教科書的に書かれた文献を使って教員・学生全員で学習し、研究グループ全体の基礎知識力を維持・向上させることを目的としたゼミです。研究グループに所属する学生全員(大学院生、4回生、および後期から配属される3回生)で一冊の文献を分担して和訳と内容説明を行う形で少しずつ読み進めながら、文献に書かれた内容について皆で議論し合い理解を深めていきます。

文献の分担箇所は学生同士で話し合って決め、各自、発表日までに担当箇所に書かれた内容について十分な理解を努めるとともに和訳文章の作成を行っておきます。1回のゼミにつき1~3名の学生が輪番で発表していき、発表担当者は、当日、事前に作成した和訳文章をプリント配布し、英文を音読してから、担当箇所に書かれている内容について自分なりの理解に基づいて解説を行います。その解説を踏まえて出席者が質疑を行い、全員で議論しながら、文献に書かれた内容について吟味していきます。

各学生に課している和訳文章の作成は、自分が伝えたい内容(英文から理解した内容)が他人にわかりやすく的確に伝わる文章を日本語で書くためのトレーニングも目的の1つとしています。